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2025.11.05

ブログ園児募集

きく組(3歳児) ~フェスティバルの見どころ~

フェスティバルでは、この半年を通して取り組んできた活動を、主に【積木・絵の具・生き物と自然】に分けてご紹介し、活動していく中で育まれた姿を写真と作品を通してお伝えします。

1. 積み木

錦ヶ丘の三本柱である童具の中の“積み木”

0歳児の時から慣れ親しんでいる白木の積み木で、子ども達は自由に自分の世界を表現しています。あえて童具マットを1枚だけにすることで、自分のペースで作り上げることができ集中して取り組む姿が見られるようになりました。

さらにモザイクやビーズといった色のある童具で、色を付けていくことで自分のイメージを細かく再現することを楽しんでいます。

家族で映画館に行った思い出から映画館を作り、スクリーンに見立てた箱にはモザイクを敷き詰め表現する子、生き物のお世話の中でお墓を作った経験から、積み木でもお墓を作る子もいました。完成すると「次はお墓からお城を作る!」と作っていたものにさらに積木やモザイクを組み合わせ、素敵なお城を作っていました。 当日も、子ども達が自由にイメージし作り上げた作品を展示します。

2.絵の具

今年の3歳児クラスでは、“絵の具の感触を楽しみ、色の変化に気付く”というねらいを持って毎月、絵の具活動を行ってきました。

取り組んでから7ヶ月が経ち、子ども達は絵の具の感触に慣れ、雨の日には、雨の様子や音を聞きながら絵の具活動を行い、「これが雨で~」と雨を表現する子もいました。

最近では、自由遊びの中で自分の好きな虫や人などをイメージしお絵描きを楽しむ姿があったので、子どもたちにとって親しみのある玩具や生き物を実際に置き、絵の具で描写してみました。描いている物が同じでも、配色や焦点が違った個性ある素敵な作品を当日壁面に展示します。

3.生き物と自然物

生き物が住んでいる自然環境に関心を寄せ、葉っぱや花の色、木の実がついてきたことに敏感に気づき、ごっこ遊びなどに自然物を取り入れて遊んできました。咲いている花や木の場所を知り、自分が過ごしている環境により親しみを持つことで小さな変化に気づくことができ、発見した喜びを感じ感性が豊かになってきます。 園庭に出ると様々な生き物を見つけ、触れ合ってきた子ども達🐞

生き物との触れ合い・お世話を通して、生き物の特性を知ろうと図鑑で調べる探究心や生きる者の命の尊さ育まれてきました。

お世話していた生き物が死んでしまいお墓をつくりました。園庭から綺麗なお花を摘み、お供えする姿もありました。

 

園庭の植物を知っていくことで、「金柑の木がある!その隣にはレモンの木もあるよ!」と、どんどん世界が広がり、生き物を育てる時には「えさは園庭にあるよ!あげてみよう!」とこれまでの経験が知恵となり活用されていました。

フェスティバルでは、子ども達が魅了されてきた当園の園庭をきく組の部屋に再現し、製作した生き物を展示する予定です。

表現と見立て

今年は、一人ひとりの表現を大切にし認めてあげられるように表現活動を少人数で行ったり、それぞれに合った道具や素材の提供をしてきました。「見てみて!できたよ!」の時期である3歳児、保育者が「この色良いね!この部分が頭だね!」と肯定的に関わることで、自分の表現に自信を持ち、次の表現意欲へと繋がっていました。

今回展示する【積み木・絵の具・生き物と園庭】では、今まで行ってきた表現活動や素材で、子どもたちの好きな物を見立て作り上げています。ぜひ、それぞれのコーナーで子ども達目線で見立てられた作品達をご覧頂き、楽しんでいただけたらと思います。

今回のフェスティバルに繋がる活動の様子もぜひご覧ください。

きく組(3歳)青虫との出会い

気づきから得たもの(3歳児 きく組)

 

文責:中峯

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