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2020.12.12

ブログ

冬を五感で感じる活動

最近、園庭に落ちているイチョウや枯れ葉を使って遊ぶ子どもたち。先日の中江のブログ「豊かなごっこ遊び~4歳児~」でもあったように、枯葉をお金に見立てた遊びや、弁当のおかずに見立てた遊びなど、自然物を使った遊びへと展開してきています。

 そんな中、さくら組の子どもたちが落ち葉を箒で一箇所に集めていました。

 なぜ集めているのか聞いてみると、落ち葉のベットや落ち葉のお家を作りたい!とのこと。子どもたちのイメージの豊富さに魅了されながら、落ち葉に寝転がる子どもの姿を想像すると、私もワクワクし、一緒に集めてみました。ある程度集まると、寝転がり満足気な様子の姿が。

 すると、集まった落ち葉を見て、

「焚き火をしたい」

1人の女の子が声にしました。丁度、園の畑でさつまいもを収穫したことから焼き芋をすることに!さっそく準備として、子どもたちと枯葉を乾燥させました。

 

 次にごしょらん公園にて、紫芋にさつまいもなど様々な種類のお芋を買いに行きました。自分たちでお芋を買いに行くことで、焚き火や焼き芋への期待も膨らんでいったように思います。

 焚き火の日、

1.まずはみんなで焚き火には何が必要か?

2.何に気をつけたら良いのか?

3.お芋をアルミに包む係、枝など集める係、役割分担をどうするのか?

子どもたちと話し合うことで、子どもたちの活動への意欲、危険予測への理解が深まっていきました。

 園庭で遊んでいる小さい子どもにも、

「危ないよ」

と目を配って見守ることもできていました。

 子どもたちが集めてくれた乾燥した葉っぱや、木の枝、薪などに火をつけ、焚き火の開始!

 炎が燃え上がる瞬間や音(視覚、聴覚)風により漂ってくる煙の匂い(嗅覚)灰になった葉っぱが舞い上がる様子を見て(視覚)、煙が漂う方へと向かい、煙を浴びていた子どもたち。目から涙がでている子どももおり、自然からの影響を体で感じ五感を通して様々な気づきを得て、学びへと繋がっていきました。

 お芋を焚き火の中に入れると、すぐさま「まだかな〜まだかな〜」と楽しみにしている子ども達。待ち時間には焚き火の周りに椅子を置いて歌をうたいながら楽しみに待っていました。

 芋が柔らかくなったのを確認して、いざ実食!

芋の種類による味の違いに気づき、「美味しい〜」と満面の笑み!(味覚)

 自分より小さな子どもたちへ、分け合いっこしながら食べるなど思いやりのある姿も見られました。

 子どもの「やりたい!」から始まった焚き火。五感を使って様々な気づきを得ることができました。これらの経験が、子どもたちの学びへと繋がり、来年もまたこの時期になると”焚き火をしたいな〜”と思えるよう子どもたちのやりたい!という自発性を尊重し、冬ならではの活動から一緒に季節を感じていきたいです。                   文責 関

 

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