お知らせ
2020.12.02
ブログ
フェスティバルへのご参加ありがとうございました!ゆり組
フェスティバルへのご参加ありがとうございました。今年のフェスティバルはいかがでしたでしょうか?
私は保護者の皆様とお話しすることもできて、楽しいフェスティバルになりました!
子ども達の日々の姿や私たちが取り組んでいる保育の意図が伝わっていれば幸いです。
今回のフェスティバルでお伝えしたかった事、たくさんあったので最後にこのブログでもお伝えしようと思います。
なぜ絵の具の作品を段ボールで作ったか、なぜ舞台発表をせずに動画での発表となったなどを書くので目を通してくださると嬉しいです!
☆今年、ゆり組のフェスティバルは~・・・?
展示での発表でした。絵具の作品、紙粘土の作品、子ども達のムービーなどでした。
☆どんな思いで展示という形を選んだのか~・・・?
今まで子どもが様々なことを経験できるよう保育を行ってきました。そのために保育士は、子ども達が様々な感触に触れたり、試行錯誤したりできるような環境・遊びを提供してきました。子ども達が経験したことを保護者の皆様に知ってほしいという思いを今回のフェスティバルに詰め込みました。
☆絵具の作品は、どのような意図で掲示していたのか~・・・?
今年は感触遊びの一つとして、絵の具遊びを多く取り入れました。ベちょっとした感覚の中に、楽しさがあるので、苦手な子も夢中になりやすい素材の一つです。2歳児は力の加減が難しく、紙だとすぐに破けてしまうと予想したので、描く素材は段ボールに統一して行いました。平面から立体に描く視点を少しづつ変えながら活動を提供していきました。その中で、好きなキャラクターや食べ物を色を分けて描く姿が見られました。また、段ボールの上で色を重ねて描く事で色が混ざり違う色になるということに気付き、混ぜて描く事を楽しんでいる子もいました。2歳の発達として、大小の丸を描いたり、長短の線を描いたり、縦と横方向に十字形に交差した線を描くなどの表現が豊富になってきます。また、「~のつもり」と意図を持って描いたり、描いたものを「~みたい」と見立てをしたり始めます。個性豊かなたくさんの絵があるので、お子様の想いや感性に触れ「何を描いたの?」と想像を一緒に膨らませられるよう掲示しました。
☆なぜ紙粘土の作品~・・・?
2歳児の手指の発達段階として小指側の指先に力を込めて押さえたり、引っ張ったり、ねじったり丸めたりして素材を変形する事ができるようになってきます。私たちは、粘土や小麦粉粘土・泥団子を通して指先の発達を促してきました。また、子ども達にとって新しい素材の紙粘土を使い、十五夜の経験をもとにお月見団子も作りました。丸める時も手のひらを使って丸める子や、机の上で転がしながら丸める子など一人ひとり工夫しながら作っていました。形も、小さい団子から大きい団子まであり、個性豊かな作品に仕上がりました。この紙粘土でのお月見団子を展示していました。形に注目して、どのように丸めるという動作をしたのかなと想像することができましたか?
☆なぜ、舞台発表ではなく動画での発表だったのか~・・・?
親子ふれあいの時も、保護者の皆様にリトミックの姿を見てもらいたいという思いが強かったので計画していましたが、保護者の皆様と離れがたい子が多く、なかなか普段の様子をお見せすることができなかったのが心残りでした。最初は舞台での発表を計画していたのですが、まだまだ2歳児。当日無理に保護者の方と離してフェスティバルが嫌な思い出になってほしくないなと思い、舞台で踊っている様子を事前にとって、動画で流すことに決めました。予行練習に観客として参加した際「かっこいいな~」「やりたいな~」という声も聞こえてきました。観客として見た経験と、遊びの中で舞台を使ってダンスをしたという経験が来年・再来年あたりに実を結んでくれればと思います。 文責:春成