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2020.09.01

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童具 園内研修で学んだこと

童具とは、和久洋三氏が考案した積み木などの遊びや学びのために作られたものです。

子ども達が単に遊んでいるのではなく、遊びの中で日々学びも得ている

という考えから、

遊び道具を「おもちゃ」「教具」「知育玩具」ではなく『童具』と総称しているようです。

園では、リトミック、わらべうたとともに、活動の3本柱の1つとなっています。

今年度は、園内で2カ月に1回のペースで30分間の職員研修を行うことになりました。

今回は、8月に実施した研修の様子からお伝えしたいと思います。

 

童具の園内研修のねらいは以下の通りです。

・童具のメソッドを職員間で共有

・個々に童具の知識の幅を広げ、クラスでの活動を深める

・園外での研修や個々に調べた活動実践を振り返り、整理したものを報告する

などが挙げられます。

童具は積み木、かずの木、ケルンモザイク、ママボールなど種類が大変豊富です。

子ども達の年齢や興味に合わせて、保育室で遊べるように準備していましたが、

一つ一つの童具の奥深い考え方などを、園全体で整理して学ぶ機会は持てておらず、

このような研修を組むこととなりました。

8月は昨年度薩摩川内市での童具研修に参加した保育士2名に、

積み木、特に直方体・立方体を使った活動や保育士が気を付ける点などを

説明してもらいました。

今回は、普段の保育の中でも、子ども達の遊びの中で自然と出来上がっている「円筒」「家」「街」などの作品を紹介してもらいました。

保育士が、土台の組み方や、最初に用いる積み木の種類を少し工夫することで、

よりダイナミックに、なおかつ崩れにくく低年齢の子たちでも楽しめるということが分かりました。

研修で学んだことと、園の子ども達との活動実践を交えての報告は、とても分かりやすく

あっという間の30分でした。

振り返りの時間では、各クラスでの積み木の活動の実践状況や

子ども達が夢中になっている活動を共有しました。

話しながら感じたことは、

活動に子ども達を合わせるのではなく、子ども達(の興味)に活動を合わせる意識の大切さです。

今回の研修で学んだ活動の進め方や展開方法を頭に入れつつも、

目の前の子ども達の興味がどこにあるかを意識しながら進めていく方がいい

という考えが職員間で一致していました。

 

今後も、担任するクラスの年齢に応じた活動の広がりを目指して研修を続け、

保育に活かしていきたいです。

 

椎屋

 

 

 

 

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