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2020.08.27

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きく組☆みたて・つもり遊びからごっこ遊びへ

みたて・つもり遊びからごっこ遊びへ

ごっこ遊びは、子どもが空想の中で1つの活動をしたり、自分が空想の中の登場人物になりきったりして遊ぶことで、例えばお店屋さんごっこやおままごと等のように様々なシチュエーションの空想の世界があります。
ごっこ遊びは2歳ごろから始まり4歳~5歳ごろにピークを迎え学童期には急速に減少するといわれているそうです。

『ごっこ遊び』に至るまでにはいくつかの段階があり、1歳ごろからごっこ遊びの土台となる生活再現遊び、2歳ごろから『みたて・つもり遊び』に、3歳ごろからさらに発展して友達と一緒に『ごっこ遊び』を楽しむようになります。
再現遊びは、世話遊び→みたて・つもり遊び→役割遊び→ごっこ遊びへとつながっていく大切な遊びです。

生活遊び・世話遊び

生活再現遊び・・・日々の生活の中で、お母さんやお父さんなど身近な人がしていることを見たり、自分が体験したりしたことから「もしもし~」と電話ごっこや「いただきます」と食べる真似などを楽しみます。

世話遊び・・・自分が普段してもらっている体験が土台になり、人形やぬいぐるみを赤ちゃん代わりにして小さなお母さんになり簡単な見立てやつもり遊びを楽しみます。

生活再現遊びからみたて・つもり遊びへ
生活再現遊びが豊かになってくると、最初から「~のつもり」で遊ぶようになり動物や鳥になったつもりで身体を動かして遊んだり、砂場で砂と葉っぱでケーキを作ったりと色になものを見立てて遊びが広がっていきます。

みたて・つもり遊び
みたて・つもり遊びをすることでイメージする力や物をみたてる力が育ち、遊びがさらに豊かになっていきます。何かにみたてる、何かになったつもりを繰り返し楽しむことで想像力が豊かになっていきます。

ごっこ遊び
みたて・つもり遊びをさらに発展させたごっこ遊びには、子どもたちの心の発達に様々な効果が見られると言われています。

・友達と気持ちを言葉のやり取りをしながら遊びをすすめたり、時には気持ちに折り合いをつけたりして遊ぶ(言語力・コミュニケーション力・協調性)

・それぞれの役割やルールを守って遊びを進める(ルールを守る社会性)

・遊びの対象になるものや出来事を記憶し再現する(記憶力)

・身の回りの大人の真似をして遊ぶ(観察力)

・友達同士で同じイメージを持ち、ごっこ遊びの世界を作り上げ、自分の役を演じる(創造力・想像力・表現力)

きく組でも現在、ままごと遊びや戦いごっこ、電車ごっこに映画館ごっこなど友達とイメージを膨らませながら楽しんで遊んでいます。また最近ではキャンプやバーベキューをした体験をごっこ遊びに取り入れる姿が多く見られます。
遊びの様子を見守っていると、友達とテーブルにままごと用のコップとお皿に野菜のおもちゃをのせ、お互いに椅子に座ったら「じゃ、お疲れさま!かんぱ~い」とか、ままごとのキッチンで「肉焼けたよ~!」と友達に声をかけて料理をふるまう等・・・!今まで以上にごっこ遊びが発展し盛り上がりつつあります。
子どもたちのごっこ遊びの世界観を壊さないように、遊びのストーリーを膨らませるお手伝いをしながら遊びに使える物や環境を準備し、子どもたちの遊びが豊かになっていくようにしていきたいと思います。(迫田)

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