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2020.06.27

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きく組⭐︎ルールのある遊びを通して⭐︎

3歳を過ぎたころにはルールを守ることに関心を示し、簡単なルールや約束を理解して、集団遊びも楽しめるようになってきます。4月の頃から4歳児がしていた『しっぽとり』にとても興味を持ち始め子ども達が今も継続してやっている遊びの1つです。

始めしっぽとりをした頃は、ルールの理解はできるけれど遊びの中で自分の気持ちに折り合いをつける事が難しく、しっぽを取られて泣いたり怒ったり、鬼役の順番が自分の番が来るまで待てなかったりする様子が多く見られました。その度に「取られて悔しかったね」と気持ちを受容しながらルールがある事を伝え、遊ぶ人数を10名くらいの少人数にして繰り返し遊びを進めていきました。

そのことにより、子ども達から「しっぽとられても泣かないんだよ!だってしっぽとりなんだから!」という声が聞かれるようになりました。子ども達なりに『しっぽとり』という遊びを通してさまざまな葛藤を経験し、気持ちに折り合いをつけて遊べるようになってきたのだと思います。

今までは保育者が一緒に遊びに加わって遊びの援助を行なってきましたが、最近は自分たちで「しっぽとりする人集まって〜。今から鬼決めするよ!」と友達を誘って鬼決めまでして遊べるようになりました。また、途中参加の友達がいた場合は「みんなー!○○君が一緒にやりたいんだって!もう一回集まって!鬼決めするよ〜」と声を掛け合い遊ぶ姿を見て、自分の思いを優先するのではなく、少しずつ友達の話を最後まで聞いたり自分と違う思いがあることを感じられるようになり社会性の発達が見られらようにってきています。

ゲーム遊びや集団遊びは、遊びを通して遊びを進める際のルールを学び、友達と一緒に遊ぶ体験は人と関わる楽しさやコミュニケーション能力を育てます。また、遊びに必要なルールを知り、守って遊ぶことの面白さや楽しさ大切さを知ると共に、ルールが守れない時には遊びが成立しないことを理解したり、みんなで力を合わせて楽しい遊びを進めていくことに満足感や充実感を味わったりします。今後も色々なルールのある遊びを通して子ども達の社会性や協同性の発達が促されるように子ども達一人ひとりに合った丁寧な保育を行っていきたいと思います。文責:迫田

 

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