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2020.05.21
ブログ
実践! たんぽぽ組
5月に入ってから、一冊の本を参考に保育に取り入れてみました。その本がこちら。
保育の業界でとても有名であり、私自身も研修を受けさせていただいた事のある[大豆生田 啓友]先生が出版された本です。
この本の内容がとても普段の保育に活かせるものがあると感じたので、出来ることから実践してみました。今日はその過程と結果をまとめてみたいと思います。
実践①
「0歳児から絵本を介したコミュニケーションが大切。まだ字の読めない0歳児では絵や写真を絵本にして親しみのある一冊があると良い」と書いてあったので…いざ挑戦!!たんぽぽ組の子供たちの写真はもちろんの事こと、担任や保護者の方々の写真も撮らせて頂きました。出来上がった写真絵本をクラスの絵本棚に置いていると…
興味を示して見ていました。中には自分のお母さんの顔をじーっと見つめて写真に笑いかけたり、写真をめくるごとに指差しや喃語をよく発してくれたりなど、好感触でした!時に、寂しい時や不安な時に親しみのある写真を見ると心が落ち着く姿も見られました。
実践②
「絵本が見たくなる工夫」
以前までたんぽぽ組では、絵本を重ねて並べ、絵本の表紙が見えないように置いてありました。絵本の冊数を少し減らして、空間に余裕を持って表紙を見せるように置き換えてみると、子供たちが自然と絵本を手に取って読む姿を多く見るようになりました。
細かな事ですが、少しの工夫が子供たちの健やかな学びを促すのだと感じます。
実践③
「保育室を感性を豊かにする場に」
差し込む陽の光にカラーテープの色が映る環境。以前たんぽぽ組の子供が自分についてくる影に興味を持っていた事もあった為、これも実践してみました!が…
たんぽぽ組は、うまく陽の光がクラスの中まで入らず、カラーテープの影を映すことはできませんでした。今度陽の光が入る部屋か外にカラーテープを持って子供達と実験してみたいと思います。
実践④
「自然に触れる場」
0歳児の子供たちも園庭に出ると、沢山の季節の植物や生き物に出会い、触れ合います。たんぽぽ組でも、園庭以外に何か身近に感じられる自然は無いかな。と考えて子供たちとトマトとピーマンをプランターに植えて育ててみることにしました。
もちろん0歳児なので全て子供に任せる訳ではありません。水やりをする姿を見守ってもらったり間引きした芽を一緒に観察したり。「おっきくなってきたね!」「花が咲いたね」など気持ちを言葉にして子供たちに伝えながら育てているところです。トマトとピーマンが大きくなったら一緒に収穫して、食べようと計画しています。おいしく育ちますように。
好感触だった子供たちの反応もそうでなかった保育も、また私自身学びの一つとなりました。今回の振り返りを元に、来月もどのように子ども達と過ごしていくか、楽しみです。 小川