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2020.01.07

ブログ

お水をどうぞ うめ組

12月末、少人数でごしょらんまで散歩に出かけました。保育士と手を繋ぎ、地域の方々にあいさつをしながら歩く足取りはとても軽快で、これから何があるんだろうとワクワクしている様子です。

御所覧公園に着くとイチョウの絨毯でひと遊び。保育園のイチョウは色が落ち、茶色くなり始めていたので、黄色の鮮やかなイチョウを見ると「きれいね」「一緒ね」と、今まで見ていた葉っぱの形を思い浮かべながら会話をかわす姿が見られます。

経験した事をイメージし、伝えようとした場面。

保育士が「そうだね一緒だね」と共感すると、その葉っぱを持って嬉しそうに友達に見せる姿が見られます。自分の気持ちを受け止めてもらえた事でその思いを次は友達に伝えてみようと思えた事、これこそが保育士が受容的・応答的に関わった成果なのかもしれません。

 

公園で遊んだあとはごしょらんの販売所で花の苗を買いました。

保育士にはこのような意図がありました。

•友達に興味を持ち、泣いていたら優しくしたり撫でたりする姿が見られる為、その優しさをいろいろな場面で見られるようにしていきたいその為には植物を育てるのはどうだろうか

3.4.5歳児になると自分の興味のあるものを見つけたり追求していくことが上手になってきますが、0.1.2歳の頃の経験が大きく影響します。その為にも私たち保育士は心と体の成長段階に合わせた保育や素材を提供しています。

今回は花を買ったあと、園庭で一緒に植えました。

ポットから花の苗を抜くと、根の張っている様子に「おー」と驚くIちゃん。

最初は私が植えると、それを真似てそーっと土に苗を入れ、そーっと土をかぶします。保育士が何も言わずとも花を大事に触る姿は私も驚く姿でした。こうやって植えるんだよ、次は土をかぶせてと言うのは簡単ですが、大事に買ってきた花の苗、Iちゃんにとっては特別な花なのでしょうね。

花を植え終わるとたまたま、たらいにためてあった水を手をぐーにして水を入れ、花にかける姿も見られ、保育士が意図していた〝何かを大切にする気持ち”を感じられた場面となりました。

 

さて、先日植えた花達はというと…

順調にきれいな花を咲かせてくれています。

しかし、買い物が嬉しすぎて振り回されたビニール袋の中に入っていた花は…

元気をなくしつつあります。(写真右側)

先日のリーダーブログにもありましたが、タネから育てることでどんな反応を見せるのだろうか…と、私達が期待をしているように、〝生き物は育てる事で生きている”という事にはまだ気付いていない様子の1歳児。園庭で遊んでいる際、あえて声はかけませんが、世話を続けている保育士。いつか花を植えている事を思い出したり、またお水をあげようと気づいたり、枯れそうになっている事に気づいてくれたら…と願っています。

保育士が答えを出すのは簡単です。

でもこどもは小さな科学者。なんでだろう?どうしてこうなったの?と思った時にこの経験が活きますように…

 

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