お知らせ
2025.11.07
ブログ
もも組(4歳児)フェスティバルの見どころ
今年のフェスティバルでもも組は、カフェをオープンします!
子ども達が作ったお皿にピザをのせておうちの人に食べてもらいます。味はもちろんですが、カフェをすることになった経緯や試行錯誤を重ねてきたピザ作り、自分達で作ったお皿など実際に見てもらい、これまでの経験を通して子ども達から生み出された工夫やさまざまな発見、取り組んできた姿や成長を感じてもらえたら嬉しいです。フェスティバル当日、カフェが心地よい空間となるよう準備を進めています。その他、作品の展示やポートフォリオなどもあります。どなたでも観覧はできますのでぜひ、お立ち寄りください。
陶芸
もも組では、粘土を使った活動を日常的に行なってきました。一人で自分のイメージを形にすることもあれば、数人で協力して一つのものを作ること、また、全員で粘土をこねたりたたいたりすることもありました。
そんな中、粘土でピザとお皿を作っている子ども達がいました。それを見て保育者が「自分で食器(お皿)を作って自分達で作った料理をのせて食べてみる?」と、焼き物作りを提案しました。それから、焼き物のコップを見たり触ったり、陶芸作りの映像を見たりする中で、お皿を作ってみたいという声が大きくなり、陶芸の出張体験を依頼することにしました。
陶芸に向けて、紙粘土でお皿を作り、絵の具で色を塗ってみました。それまで感触遊びが苦手だった子どもも粘土の感触に慣れ、自分の作品に愛着を持って、絵の具で色を塗っていました。
そして、9月に美山陶遊館(日置市)から講師の方を招いて、子ども達が手ひねりと絵付けをし、焼き物を作りました。陶芸体験では、これまで積み重ねてきた経験から感触に抵抗のある子どもの姿は無く、「紙粘土と一緒だね」と発言する子どももいたり、土の匂いや触り心地、絵付け体験など五感で感じながら思い思いの皿を作ることが出来ていました。
粘土遊びの連続的な保育から、陶芸活動へと繋がりました。
食育
錦ヶ丘では食育のひとつとしてクッキングを積極的に行なっています。春には、梅仕事で梅シロップを作り、かき氷や梅ジャムを作りました。また、夏には、クラスで育てた野菜を収穫し、ピザを作りました。「ピーマン、すべすべしてる」「トマトってジュクジュクで切りずらい」などの言葉が飛び交いました。どちらも、食材に触れて手触りや匂い、味を直に感じる経験を得ることで、興味を持ってクッキングに参加していました。
給食に使う野菜の下処理にも挑戦!これまで、かぼちゃの種取り、とうもろこしや玉ねぎの皮むきなどにも取り組みました。自分たちが皮をむいた食材が給食に使われているのを見ることで、「これもも組が皮剥いたよね」と友だちと会話をしながら味わったり、苦手な野菜も食べてみようとしたりする姿がありました。
サークルタイム(話し合い)
「自分達で作ったお皿で何をしたいか」のサークルタイムでは、「なにかのせたい」「ごはんのせたい」など意見がでて、これまでやってきたクッキングの活動からピザの案が出ました。しかし、一度しかピザ作りを経験していなかったため、美味しいピザを作るために何回か試作を重ねて深めていきたいこと、そのために、もも組以外の大人にも作ったピザを食べてもらい、意見を聞いてみるのはどうかと保育者が提案したところ、子ども達から「いいねー!」と賛同する声が。
それからは、のはら園や園庭を探索し、ピザに使えそうな食材としてどんな野菜があるかをみんなで確認しました。人参やピーマン、なすやレモンなどがあり、それをもとにピザに使ってみたい野菜(具材)を話し合いで決め試作をしました。そして、他クラスの担任や錦坤館チーム、給食室チームにも子ども達が考えた質問を書いたアンケートを配り、その結果を共有しました。
子ども達が話し合いで決めたことや保育者の意見、また、アンケートの結果をもとに、さらに美味しいピザとなるよう試作や工夫を重ねています。当日を乞うご期待!
布染め
きく組(3歳児)の時から興味を持ち、楽しんできた色水遊び。もも組になってからも継続してやっている遊びの1つです。春には園庭の草花を集めてビニール袋に入れ、水を入れて揉んでみました。
色水遊びに使えそうな草花はどんなものがあるのか、どんな草花からどんな色や変化が生まれるのか、保育者や友だちと一緒に楽しんできました。先日も、戸外遊び中に子どもが百日紅の花の色に気付き、「色水できるかも」と遊びに発展しました。採取して水で揉みこみましたが、思ったほど色が出なかったという経験をしていました。草花によって思うように色がうまく出ないこともある…思うようにいかない経験も大切な学びです。
色水遊びや食育活動で玉ねぎの皮剥きをしたことで、保育者が玉ねぎの皮で布染めをすることを提案しました。
日頃から給食の下処理の手伝いで玉ねぎの皮を剥いていた子ども達。「玉ねぎの皮で染まった!」「ゴムで縛るの難しいな」などのつぶやきが聞かれました。玉ねぎの皮で染めた布をどうやって使いたいか子ども達に聞いたところ、「頭に巻きたい」「手につける」などいろんな思いがあることが分かりました。自分達で染めた布がカフェでどのように使われているかも楽しみにしていてください。
粘土の活動から陶芸、クッキングからピザ作り、色水遊びから布染めなど日常の保育から生み出された子どもたちの興味ややってみたいことがたくさん詰まっています。「ももかふぇ」に、ぜひお越しください!
文責:白澤























