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2019.09.19
ブログ
きく組 積み木遊び
自由遊びで積み木に触れる経験を重ね、最近は家に加え消防車や船など友達と一緒に1つのものを作る姿が見られます。どんな積み方をするか、それによって何を作るか、子どもたちが話し、選択して遊びを広げていっています。
先日、円筒づくりをコーナーで行いました。まずは、作る大きさを自分たちで決めます。前回円筒を作った後、下の方を崩して中に入ったことを覚えていたようで、
「1人入れるくらいの大きさにしよう」と決まりました。
積んでいく中で、2段目を積んでいる子もいれば5段目を積んでいる子もいるという状況になり、ペースに差が生まれました。すると、「2段目が終わったら3段目に積もう」などと声を掛ける姿、同じ高さ・間隔で積むことに気付く姿に成長を感じました。
完成すると、早速下の方を崩し中に入る穴を作っていきます。
いざ、中に入ろうとした時、積み木で作った円筒が全て崩れてしまいました。
しかし、子どもたちの反応を見ていると悲しむ声より
「もう一回作ったらいいよ!」と前向きな声がほとんどで
午睡を挟み、夕方続きをすることに。
「次はどうやったら崩れないだろうか」
午睡後すぐ会話が聞こえてきます。
「小さくしたら良いんじゃない?」
「でもそしたら中に入れないよね」
自分の思いを言葉で伝えたり、相手の意見に耳を傾けたりしながら話した結果
今回の目標は
「崩れにくい円筒を作ること」に決定!
午前中よりも作る円筒の大きさを小さくし、立方体で土台を作っていたのに対し、今度は立方体と直方体を交互に積むなど子どもたちなりに考え工夫しながら積んでいきます。
満足いく高さになると、続いて円筒の周りに何かを作り始めました。
「それなに?」
「壊れないように周りにバツ(×)って置いてるんだよ」
周りにたくさん作っていたものは上から見てみると、バツ(×)になっており、文字の読めない子達でもわかりやすい「はいらないでね」という看板だったのです。
子どもたちは童具を1日やっていても飽きないし、みしろ次はこうしたい・こうすればもっといいものができるかもしれないと考え理想の形にたどり着くようです。集中してじっくり遊び込める時間、時間に縛られない積み木遊び。今回子どもたち発信で自然となりましたが、「どうやったら崩れないか夢の中で考えとくね」なんて会話をしながら、目標に向かって諦めず、最後までやり抜く姿を見ることが出来ました。
次はどんな発想が生まれ、どんなものができるかのか、ワクワクします。