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2025.07.17

ブログ

~ダンボールで遊ぼう!~さくらんぼ組1歳児

~ダンボール遊びで子どもたちの運動発達を引き出す!~

昨年の夏、1歳児クラスにて作業療法士の中鶴さんとの活動でダンボール遊びを行い、私たち保育者は活動の流れや活動の中から引き出せる子どもの姿や発達、ダンボールの魅力について学ぶ機会となりました。

今回は、①1歳児の運動発達で必要な登る・段差を越える・力いっぱい押すなどの粗大な動きを引き出し、体を思いきり動かして遊ぶ。 ②環境(ダンボール)に適応して身体を動かし、自発性や積極性を引き出す。という2つをねらいにダンボール遊びを計画し、学んだことを実践しました。   

ねらい : 体を使って思い切り遊びを楽しむ

昨年からの在園児はダンボールに触れたり、捕まり立ちで叩いたり中に入ったりした経験もあります。幸い、園にはサブスクのオムツのダンボールが大量にあります。まずは、折り畳まれたダンボールを出すと足で踏み始め、子ども達の目の前で1つずつ組み立て平面から立体に形が変化する過程を2~3個見せると興味や好奇心が高まっていきました。

そこから次々とダンボールを準備すると叩いたり押して走り回ったりします。1人1つは無いダンボールは、数人集まると当然取り合いも生まれます。そこで更にダンボールを投入。

ガムテープで両方閉じた物や片方を開けた物、両方開けた物を準備すると中に入ろうと足を上げようとしたり、くぐってトンネルにしたりと様々な動きが引き出され、人数や遊びも分散されます。

「こっちも面白そう!」「やってみようかな!」等、子ども達の発達や興味に合わせたもので自ら遊びに参加する姿が見られました。

頑丈なダンボールも這い上がって登ったり座ったりすると次第に潰れていきます。中には、潰れた物をソファーや椅子に見立てくつろいだり、頭から被って皆の笑いを誘う子もいました。

保育者が「こうしよう!」と遊びを提案しなくとも子ども達の発想が広がります。個々で存分に遊んだ後はダンボールを中央に集めると1つのダンボールに一緒に入ったり、動きを真似したりと友だちと一緒が嬉しい!という微笑ましい場面もありました。

入園・進級して3ヶ月が経ちました。日々一緒に過ごす中で、友だちと関わり仕草や表情・簡単な言葉のやり取りで一緒に遊びを楽しむ姿も見られます。雨やこれからの暑い時期に、子ども達が思い切りダイナミックに体を動かせる遊びの1つとして、このダンボール遊びを継続していきたいと思います。

文責:大迫

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