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2022.10.15

ブログ

おばけやしきに向けて(さくら組/5歳児)

9月末、子ども達から「おばけやしきを作りたい」と意見が生まれ、話し合いがスタート。

子ども達なりに見通しを持ちながら計画を立て、友だちと一緒に活動する楽しさを味わっていました。

①どんなおばけやしきを作る?

この議題で30分以上、話し合いました。

子ども達のイメージは想像以上に膨らんでいるようで、アイデアが止まりません。

まとめると…

 

〇部屋の工夫

・窓ガラスに新聞紙か段ボールを張って暗くする。それには赤い手形をつけよう!

・怖い音楽を流す。

・迷路を作る。迷う人もいるから、看板を作ろう!

〇仕掛け・脅かす工夫

・上から人形を吊るして落とす。

・段ボールに入って飛び出る。

・段ボールから手を出す。

・貞子になる。

・ベットの上に人形を置く。

・後ろから追いかける。

・お墓を作る。

〇招待する人は?

・きく組の子達(3歳児)ともも組(4歳児)の子達!

・怖がる子にはお守りをあげよう!

・もっと怖がる子は入らなくていいよって言ってあげよう!

などなど。様々な意見が出ました。

また、仕掛け、衣装、迷路作りはどうする?と先の計画まで話し合いました。

「仕掛けは沢山あるから、先に作った方がいいよ!」

「いや、私は先に衣装を作りたい」

と、全員が同じ気持ちになることは少ないです。

だからこそ、思い通りにいかないのは何故なのか?と、子ども同士の気持ちのぶつかり合いが起きることもありました。

しかし、友達と意見が違うことは当たり前。

友達の意見を受け入れることが難しいこともこの年齢では当たり前です。

 

このおばけやしきという大きな活動を通して、「みんなで作っていく楽しさ・達成感」を味わって欲しいと思います。

 

「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」に協同性というものがあります。

協同性とは「友達と関わるなかで、互いの思いや考えを共有し、共通の目的の実現に向けて考えたり、工夫したり、協力したりして充実感を持ってやり遂げられるようになる」ことです。

友達と協同して活動していると、自分の考えだけでは進まず、一人で活動するより時間がかかったり、思いの違いに涙したりすることもあります。

しかし、友達と試行錯誤しながら活動を進めていく中で、一人でやるよりずっと面白い活動になり、楽しさや達成感を味わうことが出来ます。

その経験から、「友達っていいな」「みんなでやるって楽しいな」「もっとみんなで活動したいな」という協同性に繋がっていきます。

 

10月26日のおばけやしきに向けて、絶賛準備中の子ども達!

・人間びっくり箱

・血を流した人形

・病院のベッド

・お墓

などなど、製作中です。

「みんなびっくりするはず!!」とすでに期待が高まっている子ども達です。

 

製作過程やおばけやしき本番の様子も、ブログやポートフォリオでお伝えしていきます。   文責:田中

 

参考文献:10の姿で保育の質を高める本 汐見稔幸

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