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2019.04.11

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職員紹介① 副主任保育士

こんにちは!副園長の堂園はるえです。
今日も保育園のこどもたちは元気にのびのびと園庭で遊んでいました。砂場のおもちゃを工夫して組み合わせて新しい遊びを生み出してみたり、4月から新しく保育園に仲間入りしたお友達に「ここにはおもしろいものがあるんだぞー」と教えてあげるように一緒に小川をのぞき込んだり。「また明日も保育園に行きたい!」と思える、楽しい園生活になるように願っております。

 

さて、お子様を園庭で見守る保育士たち。ただのびのび遊ばせているだけではありません。水が流れる起伏ある園庭。縦横無尽に走り回るこども達。ケガが無いように目をひからせつつ、こどもたちの意見のぶつかり合いがあればすっとそばにいって手が出ないよう全身目になりながら双方の様子を観察。こどもの興味がさらに広がるような声かけ。水分補給は十分か、衣服の調整が必要か、体調が悪い子はいないかなど様々なことに気を配っております。

 

そんな中で「保護者も、こどももハッピーに!保育士の手は体温計。手と目で看る保育」を掲げている0歳児のリーダー保育士、そして当園の副主任保育士中島をご紹介します。この記事は昨年末、お隣の錦ヶ丘幼稚園副園長原田さんがインタビューしてまとめてくれたものです。職員採用のプロセスで、「錦ヶ丘保育園ってどんなところ?」という話をまとめたものです。皆さんにも是非当園の保育士のことを知っていただきたいので、こちらにご紹介します。

 

☆副主任保育士/乳児保育リーダー 中島由紀子☆

 

Q:保育士歴20年越え、主任保育士も経験した大ベテランですね。以前と比べて保育士の働き方も変わってきたのではないでしょうか?

そうですね。保育園は7時~19時まで12時間開所していますが、常勤の保育士は基本的には実働8時間、休憩時間を入れて9時間の勤務です。仕事は就業時間内にすべて終わって残業なく帰っていますよ。事務作業も効率化して、終業時刻には退勤できます。すごく感謝しています。以前は残業や持ち帰りが当たり前なこともありましたが、今はそうではありません。園長が、「まずは保育士がいきいきと誇りをもって仕事ができることが良い保育の基本」という考えですので、オン・オフがはっきりしています。働きやすい環境だとおもいます。

勤務は変形労働時間制で大体週休2日になっています。自分の希望する休みは年次有給休暇を含めてほぼ取れます。同じクラスの先生の兼ね合いもありますが、お互いさまという感じです。子供が3人いるので、行事やPTAなど考慮してもらっています。産休・育休も3回とって復帰しました。

 

Q:どんな職場でしょうか?
職員みんなが子供のことを大事に考えていて、1番に、こどもファーストで考えているのがすごくいいと思います。1年目2年目、長く勤めている先生方も子供がどうやったら幸せなのか、本当にいい時間をどうやったら過ごせるかを考えています。それぞれに価値観や考え方は違っても、「子どもがよりよく、生活できるように」という思いはみんな一緒なので、私はそこがすごく素敵だと思います。みんなが同じ目標を持っている、それぞれの意見、価値観は違うのは当たり前だけど、目指すところが一緒っていうのはいいと思います。

 

Q:目指すところが一緒になる秘訣はありますか?
保育園には保育士だけでなく、栄養士、事務、保育補助、などさまざまな職種の職員がいます。全員含めると40人ぐらいの職員がいます。ということは、それだけたくさんの考え方や価値観があるわけなんですね。6-7年ぐらい前は、「こどものために」という気持ちはみんな一緒でも、それぞれ自分の保育観で保育をしていた気がします。そしてなんとなく、すり合わせをしていたんです。でも、数年かけて、保育の振り返りをやったり、立場や年齢を超えてみんなで意見出し合える場を作ったり、という事を、重ねて重ねて今ここまで来たんじゃないかなと思います。そのプロセスの中でも、園長が「こういう保育がしたいな、いいな!」という方向性をしっかり示しているので、私たちも、同じゴールをみて保育を工夫できる様になってきたと思います。

 

Q:ほかの保育園、施設と比べて断然、うちがすごい!というエピソードありますか?
思いついたことを教えてください。

未来の子供たちを見据えているというか、20年後、凄く変わっている世界を生きているであろう子どもたちを見据えてあげているのがすごいと思います。日本の教育改革だったり、AIの発展と関連してだったり、新しく変わった保育指針で言われている「主体性」「問題解決能力」というのを保育の活動に取り入れています。すでにこども達同士で話し合いをして結論をだしたり、企画をしたりしています。大人はサポートをしますが答えを示してその通りに行動させるような保育はしません。IT機器も保育に取り入れていますが、どれだけ機械化が進んでも、人と人との触れ合いが基本だということをしっかりと保育者が理解しています。

 

Q:ベテラン保育士として、若手の指導で心掛けていることがありますか?
特に1年目は、なにもかも初めてだから「わからなくて当然」っていうのはできるだけ頭におくようにしています。いいところも、そうでないことも的確にことばで伝えてあげるようにしています。先日も、「少し待っててくれる?」と若手の保育士に伝えたところ、その保育士に、「後何分ですか?」と聞きかえされました(笑)。そうだな、私たちの待ってては、ひと段落つくまでとか、ニュアンスで感じていたけど、ここも、明確に教えてあげないといけないなって思いました。自分たちは「先輩がすることを見て覚えなさい」と言われてきましたが、保育に関しても、日々のことに関しても、きちんと、分かりやすく伝えることが大切だなと感じています。わからないのが当然、だとしたら指導者側が、わかるように伝える力が必要だということですね。

 

逆に若い職員に教えてもらうこともたくさんあります。新卒の保育士は、学校で最新の保育を学んできています。それこそ私が20年以上前に学んだ保育とは全然違います。今の保育、未来の子供たちを見据えた保育を学んできている子たちです。保育士としての経験はなくても、最先端の保育の知識があります。私たちも、あたまを柔らかくしないと!同じ職場にいるんだから、上だの下だのない平等性・対等性を、保育に関しても私は大事にしています。

 

子供たちにも平等、職員も平等っていうのを大事にしたいです。こどもに対してもそうです。大人だから偉いと言うわけではないんです。一人の人として大人も子どもも、平等・対等です。

 

Q:錦ヶ丘保育園のどんなところが好きですか?
園長や副園長が、錦ヶ丘保育園だけじゃなく、世界を見ている、東京とかいろんなところを見ている。小さいことだけを見ているのではないというのが好きです。世界とか日本とか、鹿児島だけじゃなくて、先生と一緒だと、世界も近いように感じるんです。考えとか、感じ方とか・・・

 

最近、若い職員の髪が明るいことがあったんです。先輩たちが気になって、園長に相談したことがあるんです。そのときの園長の答えが、「それも一つの個性、それはそれで受け入れてあげましょう。」でした。私たちが“チョット…”って思うことを、カチンと割ってくれた気がしました。その子が選んだ個性だと、受け入れてたのが、これからの社会って思います。わたしは、自分の気持ちがすっきりしました。今の子供たちにとってもこれからの社会ってこうなんだろうなっておもいました。

 

それが錦ヶ丘なんだろうなって思いました。いろんな子供を受け入れてあげよう、人と違っていいじゃないのって改めて思いました。組織の中で、このような判断が出るっていうのは私はすごいなって思います。意味のあるYES、受け入れるYESというのが、感銘を受けました。意図のある答えっていうのがうれしいです。(2018年12月)

 

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