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2021.07.28
ブログ
身体で表現し、楽しむ絵本(1歳児)
日々の保育の中で絵本の時間があります。うめ組の子どもたちは繰り返し構造の絵本が大好きです。今回は子どもたちから特に人気な絵本に親しむ子どもたちの様子をお伝えします。
保育者が「絵本どうぞ」と、保育室内にある絵本を出すと自分のお気に入りの絵本を真っ先にめがけて取りに行く子どもたち。そんな子どもたちに特に人気な絵本は「だるまさん」シリーズです。(だるまさんが・の・と かがくいひろし 出版・ブロンズ新社)
「だーるーまーさーんーがー?」という保育者の言葉に身体を左右に揺らし、次のページのだるまさんの絵を見て同じポーズをとり身体で表現することを絵本を通して楽しんでいます。
時には、子どもが自ら「だーるーまーさーんがー」と声に出して読んだり、友だちに絵本を読み聞かせしたりしています。
「きんぎょが にげた」も子どもたちに人気で、保育者が「つぎはどこ?」と文章を読む前に「ここ!!」とキンギョを見つけて指差ししています。保育者の膝の上で1人が見ていても、友だちが次々と集まってきて「ここ!ここ!」と見つけていきます。その為、子どもたちの中で友だちより早く見つけて言わないと!と子ども一人一人がキンギョを探すことに必死になっている場面をよく見かけます。
(きんぎょが にげた 作・五味太郎 出版・福音館書店)
日々、絵本に親しむことで、保育者と一緒に読むことを楽しむだけでなく友だちに「読んであげたい!」という気持ちが子どもたちの中に芽生えてきています。
絵本には、子どもの成長を支える要素がたくさんあります。その中から、2つご紹介します。
①絵本から学び、動物や色の名前など使える言葉が増えることで自分の意志を伝えたり表現したりすることが出来る。
②保育者の読む「言葉」と絵本の「絵」を照らし合わせて理解し、子どもたちの見立て遊びや想像力に繋がる。
これからも園生活を通して多くの絵本に出会い親しみ、子ども自身の言葉や表現がより豊かなものになっていけたらと思います。(文責 松添)