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2020.12.22

ブログ

きく組 友達との関わり・・その後♪

先月のブログ「友達とのケンカやぶつかり合い」でお伝えしました『子ども達同士の自我のぶつかり合い』ですが、私たち保育者がそれぞれの気持ちを『○○のおもちゃが使いたかったね』『○○な気持ちで悲しかったね』と受容し気持ちを言葉にしてあげることを心掛け、その対応を続けていきました。

 

最近では『気持ちを受け止めてもらえた』という安心感から気持ちが落ち着き自分で気持ちを切り替える姿が多く見られるようになってきました。

まだまだ成長途中の子ども達なので『できた』と思ったことが『できなくなる』こともしばしばあります。また、成長していく過程でたくさんの課題や困難にぶつかることもあるでしょう。その中で大切なことは、やはり大好きな大人に受け止めてもらえる安心感と自分は守られているという気持ちではないかと思います。

私たち保育者もその大人の一人としてこれからの子ども達と関わる中で『ちゃんと見守っているよ』『失敗しても大丈夫!フォローするよ』という思いを発信し続けながら、子ども達のよりよい成長のお手伝いをしていきたいと思います。

友達と協同して遊ぶ姿も見られつつあります。

言葉の伝え合いをしながら遊びを進めています

 

★今月の子ども達の心の成長エピソード★

園にあるバイクはいつも人気で取り合いになるほど・・・。

いったん使い始めると友達が『貸して』といってもなかなか【貸してあげる】という行動には移せないのが3歳児です。

しかし、この間H君が「誰かこのバイクいる?」と友達に声を掛けていました。それを聞いたS君が目を輝かせて「いる!」と返事をして念願のバイクで遊ぶことができたのです。H君の自分が使わなくなったバイクを誰か友達に貸してあげようとする気持ちが芽生えてきたことに心の成長を感じました。

また、なんとS君も自分が満足するまで遊んだ後、次に待っていた友達にバイクを貸してあげることができていたのです。きっと自分が貸してもらって嬉しかったのでしょう。今度は自分が友達に・・・と感じたのかもしれません。

その2人の姿がなんて素敵なのだろうと思い、このエピソードをクラス全体で共有したところ、紹介されたH君とS君は嬉し恥ずかし、誇らしげな表情でした。これからも一人一人が成長した姿を言葉にして認めてあげ自信をもち生活できるようにしたいと思います。 文責:迫田

 

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