お知らせ
2020.10.29
ブログ
〜ゆり組〜お月見団子作り
先月から子どもたちと小麦粉粘土や油粘土の感触遊びを通して“丸める”という動作を意識してきました。
私たちの中で最終目標をお月見団子を作ることで『季節を感じる』という目標を立て行いました。その前段階として、新しい 素材・感触が似ている の2つから紙粘土を使ってみることにしました。
紙粘土を丸めていた子どもたちに皿を渡すと皿に乗せ、ままごとの模倣遊びへと発展している姿がありました。その中で「白くて美味しそうだね!」「〇〇ちゃんのは何味のお団子なの?」という言葉でのやりとりも見られ、微笑ましく感じました。
今までの小麦粉粘土、油粘土、紙粘土を経験して、今回白玉粉で『お月見団子を作ろう』ということになりました。
1,サラサラの状態の感触→水を加えた状態の感触
子どもたちに小麦粉粘土の時同様、白玉粉がサラサラな状態を触ってもらうと、「うわ、サラサラだ。手が白くなったよ」という言葉が聞こえました。
その後水を足すと少しべちゃっとした感触になり「うわ、なにこれちょっといやだな」という表情をしている子もいました。
こねながら、「耳たぶと同じくらいになったら完成だよ」と伝えると「まだだねー。」と自分の耳たぶを触りながら教えてくれる子もいました。
2、団子を丸める
大きいお団子、小さいお団子など子どもたち一人ひとり違う形のお団子ができていました。
また、丸める時も手のひらで丸める子もいれば、机を使い丸める子もいました。これもまた子どもたちが自分たちで「こうすれば綺麗な丸になる」と考える力(思考力)がついてきているのだなと感心しました。
3、団子を茹でる
茹でる時に、透明の鍋を使っていたので子どもたちも鍋の中がどうなっているのかというのも、お湯が沸騰してくると「暑そうなお風呂だね。ぶくぶくなってる!」といっている子もいてよく観察してるなと感じました。
4、いざ、実食!
自分たちで初めから作ったお団子はとてもおいしかったようで、「また食べたい」や「また作ろうね」という言葉が聞けて、子どもたちにとってもいい経験になってよかったなと思います。
また丸めたものを食べるという経験から、感覚的に苦手な子も、やってみたいという思いになるのでは…と考え、今後も活動を深め、連続性のある感覚遊びを続けていけたらと思います。 文責:永井