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2018.11.29

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フィンランド研修報告会

11月22日(土)にフィンランド研修報告会(幼稚園・保育園合同)を行いました、13時までのお迎えにご協力頂き、ありがとうございました。両園で大勢の職員が参加でき、フィンランド研修での学びを共有することができました。

フィンランドでの行政・子育て・教育の現状の紹介・保育園視察の報告を基に、『保育園・幼稚園で今後取り入れられること』をグループで話し合い、これから職員が1つでも自分が保育で実践したいことを取り入れていきたいです。

 

フィンランドの社会は、『子どもには普通の人以上に特別な権利がある、社会には子育て中の家族を支える義務がある』と考え、国を挙げて『乳幼児期にできるかぎり親を育児に関わらせる』という理念がある、その為の制度などは充実しており子育てには温かい国である。

 

~子ども時代は遊ぶことを大切にしている~

たくさん遊んでいいこども時代を過ごし、教育に適切な時期がきたらその時に学習を始めるほうがよいという基本姿勢。(他のヨーロッパの国々は3・4歳から学校での教育がスタート、しかし子どもの健康面での発達、認知、運動などすべての面でフィンランドがトップである)

 

~おとなと子どもの対等性~

子どもはひとりの個人という考え

フィンランドでは、要望や意見を述べ次々と質問する子どもに対して大人が頭ごなしに対応するのではなく、根気強く応える光景はよくある。こうして自己尊厳を確立する。

小さい時から、一人の人として尊重されてきた子は、家族・友達を尊重し、大切にできる。

たとえ自分とは異なる意見を持つ人であっても受容し、話し合いをして異なる意見を尊重することができる。

 

~保育について~

・保育の基本は、遊びを通じて学ぶ。

・『主体的・対話的で深い学び』で、子どもが自ら遊びを通して考え・学び・どうしたらうまくいくのだろう!友達に自分の言葉で伝え友達と十分に対話する。いずれ大人になった時、社会でも自分の考えを伝える力になる。

・少人数での保育で個別的な関わり、一人ひとりに必要に応じさりげない声かけ。

(保育士が大きな声を出さなくていい)

・パソコン・ipadの保育での活用

・部屋の装飾はシンプルで、保育室の飾りは季節の植物などを飾る

・保育の日々の振り返りを大切にする。(職員間の共通理解)

・子ども達へ視覚情報から分かりやすい伝え方。(片付けのスペース・〇×カード)

・保育の意図を保護者にもしっかり伝えている。

 

などなど…全てを伝えきれないですが、これから2020年の教育改革に向けてフィンランドの思いきりの良さを取り入れ、縛りの少ない保育から教育改革を行っていきたいです。

あと20年後AIの進化で、その社会を生きていく子ども達が、自分の力で強く生き・AIだけに頼らない、人と対話する喜び・自分で考える力・創造力、そして何より人と関わることを恐れずに人を愛せる・自分を愛せる大人になって欲しいと思います。

その為にも、私達は自分の仕事に誇りと自信を持って、日々仕事に真摯に向き合っていきたいです。

文責:中島

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