お知らせ

2025.05.23

ブログ

最終学年スタート✏️(さくら組 5歳児)

進級おめでとうございます。

とうとう最終学年のさくら組に進級し、憧れだった部屋で過ごすことが毎日嬉しいようです。

意欲たっぷりに「今日はなにするの!?」と聞いてくれます。今回は、毎日を過ごす中で工夫していることをお伝えします。

①カレンダー

毎日、今日何するか楽しみにしてくれているこども達をみて、自分たちで行事や予定を確認できるカレンダーを作りました。

全てひらがなで記入し、こども自身で読めるようにしています。

そうすることで見通しを持って生活できるのではないか、何をするか明確になっているので登園する意欲も引き立てるのではないかと考えました。

また、今日という日をわかりやすくするために、赤枠で囲んでいます。

私が思う、カレンダーのいいところは

⭐️見通しを持って予定を確認できる

⭐️ひらがな・数字を学ぶことができる

⭐️曜日感覚を養える

と思っています。

カレンダーを準備したことで、こどもたちも日々の見通しを持てるようになりました。

「明日は、話し合いだ!家で考えとくね」「運動遊びだから、洋服にきをつけるね」などの言葉が多くなりました。

就学前に必要な力(ひらがな読解・数字の概念・曜日感覚・見通しを持つ力など)を、日々の生活の中で無理なくこども達に伝られるカレンダーをうまく活用して、一年間過ごしていこうと思います。

②話し合い

この1ヶ月で話し合いをたくさんしてきました。

4月の話し合った内容は、「植えたい夏野菜」「運動会について」「誕生日会について」です。

それ以外にも、小さな話し合い(棚の片づけ方、おもちゃの使い方など)は毎日のように取り入れています。

最初はさくら組になった期待感から気持ちが高揚して、集中が10分ほどしか持たなかったのですが、今は20分ほどに伸びています。

話し合いの中で意識していることは

⭐️終了予定時間を最初に伝える

⭐️話し合う環境(椅子の有無)をその日によって変える

⭐️どんな意見も否定せず、まずは受け止める

⭐️全員が発言できるように把握する

⭐️終わった後に全員で全員を認め合う

などです。

大人も、終わりが見えない話し合いはつらいです。こども達も同じで

「○分までには終わらせよう」

と伝えると見通しを持って集中することができるようになってきました。さらに、話し合いの後の事まで伝えると効果的でした。

「○分までに話し合いを終わらせよう。その後は△△で遊ぼう。早く終わったら、遊べる時間長くなるね。」

と全ての見通しを持てるように言葉で伝えると

「自分たち次第で、その後の予定が変わる!」

と意識できるようになってきました。

こどもたちの意識が、みるみるうちに変わっているので、年長児としてのやる気が満ち溢れているのだなと感じています。

今後は、活動内容だけでなく相手の気持ちを汲み取るような話し合いも取り入れていきたいです。

こども達の意見を大切に、さらにはみんなの気持ちも理解できるように1年間過ごしていきます。

 

③探究心を深める環境作り

今こどもたちは、春の自然物を集めることを好み、葉っぱや木の実、花を拾って友達同士で見せ合っています。

そんな時、保育者の工夫として図鑑を用意しました。

絵本コーナーにあるいつもと同じ図鑑なのですが、本物が目の前にあると一味違ういつもと違う本に見え、探究心が燃えています。

たくさんあるページをめくり同じ種類を見つけた時、目をキラキラ輝かせています。

植物に名前があることを知り、

「この葉っぱね」「この紫の花ね」から

「このナンキンハゼの葉っぱ!」「紫のムスカリっていう花!」と呼び方が変わり

深く知るという体験をすることができました。

図鑑も本物が目の前にあってこそ、魅力を発揮します。本物を体験できる機会をたくさん作っていきたいです。

 

最終学年として園の顔となり、自信に満ち溢れた小学生になれるように手助けしていきます!

1年間よろしくお願いいたします。文責:春成

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