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2023.07.27

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さくらんぼ組(0歳児)〜砂や水で感触遊び〜

室内遊びが主だった入園当初、園生活に慣れずに涙する子を抱っこし外へ出ると、ピタッと泣き止んでいた頃を懐かしく思います。

風を感じ、開放感や戸外の心地良さにいつの間にか眠りに付く事もありました。

ベビーカー散歩から少しずつ地面に降り、砂の感触に触れる機会も増え、今では手のひら・足の裏をつけ全身を使って砂の様々な感触を味わっています。

園庭に座り、砂場の木のテーブルに掴まり立ちしたところで手に砂が触れ「あれ?これは何だ?」と気づく子ども達。

テーブルや砂の表面を撫でるようにして手のひらで砂を感じながら、撫でた後の砂の形にも注目しているようでした。

たまたま手のひらが砂に触れた事で砂の存在に気づき、腕を前後に繰り返し動かす事で砂のザラザラとした感触をじっくり味わいます。ただ、自ら働きかけて砂を感じる事を求めながらも砂に足を踏み入れる事には抵抗ある子もいました。

別の日には湿った砂を握り取っては手を閉じたり開いたり手のひらで撫でる事に加えて、手で握る事で感触を味わおうとする等、新たな触れ方も見られます。

日々砂との出会いを繰り返し、最近では砂が付いた手足をタライの水で洗うと、水面を叩きパチャパチャと水の跳ねる様子を笑顔で楽しむようになりました。

新たな場所で水を見つけると迷わず触れようとする姿も水の面白さ、気持ち良さを知っているからこそ「この水はどんな感じだろう?」と好奇心を持って触りにくるのでしょう。

一つの素材に何度も触れた経験があるからこそ、次に出会った時に違いや面白さに少しずつ気づいているようです。

小麦粉粘土や絵の具遊びといった感触遊びも少しずつ取り入れながら、今後も素材の可能性を大人が限定せず、子ども自らの発見を満足するまで十分に試せるようにしたいと思います。

文責:大迫

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