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2021.11.05

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今までの活動をフェスティバルへ~さくら組(5歳児)~

11月のフェスティバルへ向けて、9月中旬から子ども達と話し合いを開始しました。意見を出して、聞いて、考えて…時には脱線…。3回程話し合いを重ね、無事に表現したい内容も決定。子ども達らしいアイディアが詰まった話し合いとなりました。

 

話し合いは、まず〈フェスティバルって何をする?〉ということを再確認のため、去年の事をみんなで回想しました。『あ、ピタゴラスイッチやったよね!』『戦いごっこもやったよ』思い出したところで、今年はどんな事をやりたいか本題に入ったのですが、子ども達から出た意見は去年やったこと。それは今の子ども達が表現したいことではないかなぁ…と思い、一旦話の内容を変更。

 

保 『みんな、表現って何か分かる?』

一瞬沈黙。すると一人の子から

子 『歌ったり踊ったりすること?』

保 『あ、それも表現だね!』

そこから、絵を描く、粘土遊び、作ったりする…など、いくつかの回答が出ました。

 

保 『表現っていろんな形があるよね。さくら組になってからもいろんな事してきたよね。じゃあ、今年のフェスティバルではお父さんやお母さん、周りのみんなにどんな事を表現していきたい?』

本題へ戻りました。

子ども達からは、『折り紙を作って発表したいな』『人形劇もやってきたよね』『あ、粘土とか?』『童具で何かみんなで作りたい』…

いろんな意見が出てきたときに、7月にみんなで取り組んだ『木とお家作り』(作った木は現在進行形で子ども達、特に男の子の大事な遊び場となってます)の話になり、

子 『じゃあさ、もっと木を増やして森にする?』

保 『あ、それいいね~』

子 『いいね!森に花とかウサギとかも作れば?』

子 『みんなが住む街とかは?』

次から次にアイディアが飛び交いました。それを、私が一つ一つ整理。

整理したアイディアを再度子ども達に伝え、今年のフェスティバルは、

 【さくら組の森と街】

を表現しよう!!と決まりました。

 

それからは、準備物やお部屋の配置について話し合いを重ねました。
室内全体を森と街にしたい子。それに対して、部屋全部なんて大変!半分でいいよ!と主張する子。しばらく意見が飛び交ったが、お互いに気持ちに折り合いをつけ、室内の3分の2を使うことに決定。
街の大きさは、子ども達も想像しやすいようみんなで手を繋ぎ円を作って、体で街の大きさを『これくらいでいいね』と決めました。

 

そして街の建物は、以前職員が参加した童具研修の写真を参考に作ることに決定。

必要な材料も、作るのを想像しながら様々な用具や道具があがりました。

 

1回の話し合いに、毎回30分以上はかかりました。多いときで、1時間弱!費やしたこともありました。さすがにその時は、いっぱい考えて、想像して意見を言葉で伝えて、周りの言葉に耳を傾けて…。終了とともにその場で脱力の子ども達でした。(私も…)

 

現在、今までの話し合いをもとに製作に取りかかっています。子ども達が表現したい森と街が、どのような形になるのか楽しみにしていただきたいと思います。

(文責:中江)

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