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2021.03.11

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ケルンモザイクの学び

 11月に、ほるぷキッズパークの伊佐先生をお招きし童具の一貫となるケルンモザイクの研修を行いました。
年長児の子どもも何名か協力してもらい、大人と子どもも、ケルンモザイクへの理解を深める機会となりました。

 

ケルンモザイクとは?

 色彩の全ての要素と、正方形、正六角形から生まれる幾何学的な形体を網羅した構成童具です。

遊ぶなかでしぜんに色彩に対する完成や基礎的な幾何学は身につきます。大人が遊び方を工夫することで、楽しみながら色彩の秩序と平面幾何の知識も、分かりやすく理解してもらうことができます。

 今まで、ケルンモザイクは童具(積木)でつくった街づくりにて装飾としてよく使っていました。

 

 

 今回の研修では、ケルンモザイクの形や色などを楽しむ様々な遊び方を教えて頂きました。


①ケルンモザイクの形を意識しながらでトレイにはめていく

 これは1、2歳児向けの遊び方になります。「四角いね」「ピッタリはまったね」と大人の言葉掛けにより子どもは形を認知していきます。また、ピッタリはめることで遊びの楽しさにも繋がっていきます。

 

 

 

②いろんな形のケルンモザイクを利用して、形を意識する

 これは3、4、5歳児向けの遊び方になります。”変身の術 “を使い、4つの三角形が四角形に。2つの長方形が四角形になるなど、形の変化に気づいていきます。三角→四角 長方形→四角は算数の方式の学びになり、いろんな形を四角形のトレイや六角形のトレイにはめる面白さにも繋がっていきます。

 

 

 

 

③童具と合わせた表現を楽しむ

 童具の立方体で葉っぱの形をつくります。そこに、立方体に合う緑色のケルンモザイクを重ね合わせ葉っぱを表現。葉っぱの中に入り、カエルの歌に合わせてカエルになりきった遊びもしました。子どもたちはみんなでイメージを共有しながら遊ぶことができます(見立て遊び)。また、みんなでつくることから、協同性を育む活動へと繋がっていきます。

 

 

④ケルンモザイクの色や形の使い分けを楽しむ

 ボードにケルンモザイクの形や色を上手く使いクリスマスを表現。

一緒に参加した子ども達は、初めての経験だったのでお手本を見ながら色や形を意識することを心掛けていました。

まずは周りの形からはめていきます。その際も、形や色を意識しながら「ここは何色?どんな形を使えばいいかな?」子どもと話し合いながら一緒に考え、完成した時は喜びを共有。

まずはお手本を見ながらでも、何度か実践していくうちに、自分でイメージした作品をつくっていくことができると感じました。

 

えんとつのあるお家

 

 

サンタさんのくつ下


きれいにできた!と満足げに作り上げたものを見つめる子ども達でした。

 

 ケルンモザイクの研修を通し、形の認識、形の変化、色の使い分けによる表現を学べることが分かりました。また、友達と協力した活動によりみんなでイメージを共有した遊びから協同性も育まれていきます。
  今後も日々の保育で、ケルンモザイクから様々なことを学ぶことができる機会をつくっていきたいです。文責 関

 

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