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2025.11.08

ブログ

ゆり組(2歳児)フェスティバルの見どころ

令和7年度のフェスティバルも近づいてまいりました。

今年度のフェスティバルでは、自然物を使った作品展示や童具作品、絵の具作品、園生活の様子を収めた写真や動画、さらにブロックやピンボードなど、多彩な展示を予定しています。私達保育者は、子ども達の興味関心・想像力、創造力などを高めていきたいと思い、様々な活動を取り入れてきました。その中で、少しずつ友達と協力しながら何かを作ろうとする協同性や、物の取り合いなどを通して自分の思いを相手に伝える力が身に付いてきているように感じています。今回のブログでは、ゆり組のメインの作品である【自然物】と【童具】を中心に、遊びの様子もあわせてご紹介いたします。

戸外遊び(自然物)

涼しさを感じるようになり、戸外での活動がより心地よい季節となりました。子どもたちは築山やのはら園でのびのびと身体を動かし、友達と一緒に追いかけっこをしたり、虫を見つけて観察したりと、自然の中で思いきり遊ぶ姿が見られます。

築山では登ったり下りたりする動きを繰り返す中で、バランス感覚や脚力が育まれ、環境を通して身体の動かし方を自ら学んでいます。また、仲のいい友達と手をつないで歩いたり、転んでいる友達を見つけると保育者に知らせたりする姿も見られ、思いやりや社会性も遊びを通して少しずつ育まれています。

戸外遊びを繰り返し行う中で、足元に落ちている落ち葉やどんぐりなどの自然物にも関心を示すようになりました。子どもたちはそれらを嬉しそうに手に持ち、「見て!」「見つけたよ!」と笑顔で友達や保育者に知らせます。

保育者が「面白い形をしているね」「これは何の実かな?」と声をかけると、子どもたちは友達や保育者と一緒に観察したり、形や感触、匂いを楽しんだりする姿が見られます。こうした関わりの中で、自然への気づきや探求心、言葉で伝え合う力が少しずつ育まれています。

今後は、築山やのはら園で集めたどんぐりや落ち葉などを使って、自由な発想で表現する製作活動を計画しています。子どもたちが「これを使って何を作ろうかな」と想像を膨らませながら、思い思いに工夫して形にしていく姿が楽しみです。フェスでは、その中で生まれた一人ひとりの個性あふれる作品を展示する予定です。自然に触れ、友達と関わりながら育まれた豊かな感性や表現力をぜひ、ご覧ください。

童具

最初は一人で積み上げたり、友達や保育者の動作を真似しながら遊ぶことが多く見られましたが、繰り返し遊ぶ中で積木の特性や遊び方を理解し、友達と協力して一つの作品を作る姿も増えてきました。また、ただ積み上げるのではなく、積木の種類を変え、向きを変え、自分なりに組み合わせ方を工夫したりすることが出来るようになっています。

社会性の育ちとして、遊びの中では積木の貸し借りも行われますが、まだ「貸して」と言えない子もおり、時には何も言わずに取ってしまうこともあります。しかし、保育者が傍で見守り、必要に応じて声をかけることで、少しずつ「貸して」「いいよ」と言葉でやり取りできるようになってきています。また、構成力の育ちとして、同じ向きに積むだけでなく、積木の向きや組み合わせを工夫して、自分なりの形を作ることで、自分で考えて作る想像力、そして考えたイメージを形にする創造力も同時に育まれていきます。子どもたちが自由に作った作品は、フェスで展示予定です。保護者の皆様もぜひ、子どもたち一人ひとりの個性や想像力が表れた作品を間近でご覧いただき、成長の様子を感じていただければと思います。

今回のフェスティバルでは、子どもたちの成長や個性を感じられる作品が揃っています。ぜひお子様と一緒に作品を見ながら、どんな思いで作ったのかを話してみたり、感想を聞いてみたりして、楽しい時間をお過ごしください。文責:池田

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