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2024.07.19

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【もも組(4歳児)】夏野菜を育てよう!

毎日暑い日が続いていますね。雨だったり暑さ指数が高かったりで、なかなか外で思いっきり遊ぶことができないもも組の子ども達。そんな子ども達が順番に楽しみにしていることがあります。それは、もも組保育室の建物裏のスペースに作った「畑」に行くことです!畑と呼んではいるものの、小さなスペースですので、一緒に行ける人数に限りがあります。4~5人ずつ交代で大人と一緒に行くことに、子ども達はそれぞれ特別感を抱いてくれているようです。今回は、畑に夏野菜を植えるまでの様子をお伝えしたいと思います。

畑を作ろう!に至った理由

もも組では、給食に出てくる野菜に興味を持ったり、生き物や植物のお世話をすることを通して自分達で出来ることを増やしていったりしてくれればいいなという考えの下、「水の大切さや野菜の育て方を通してSDGsに興味・関心を持つ」というねらいを掲げています。そのねらいを踏まえた活動として、「夏野菜を育て収穫し、みんなでクッキングをしよう!」とナス・ピーマン・ミニトマトを植えました。また、日差しを遮り、省エネで室内温度の上昇を抑えることが出来れば、SDGsの取り組みに参加している意義を少しでも感じることができるのではと思い、ゴーヤがグリーンカーテンになるように窓に這わせて植えました。

実際に苗を見て、触れる

まずは土作り。雑草が所せましと生えたスペースを見ての子ども達の第一声は、「すごーい!!」。

子ども達にとっては、雑草も「畑で育っているもの」だと思ったようです。

「いやいや、これから植えるんだよ。」

「草が生えててゴーヤとトマトを植えるところが無いよね?」

「じゃあ、草を取らないといけないね。」

大人が鍬で掘り起こし、子ども達が雑草を取り除いて植えることができる土の状態になると、苗選び。それぞれが「これ!」と思ったゴーヤを手に取り、全部で6株植えました。

ナス・ピーマン・ミニトマトは、植える前に苗を見せて「何の野菜でしょう?クイズ」。

「この苗の茎の色、何色?」

「紫!」

「紫色の野菜って?」

「あ!ナス!!」

ヒントを出すとすぐに正解が出てきます。

「これは苦い味がする緑の野菜です」

「インゲン?」「キャベツ」「あ!ちがうよ、ピーマンかも!」

「これはちょっと酸っぱい赤い野菜です」

「梅ぼし!」「りんご!」

「あー、トマトだ!」

正解までにたくさんの違う野菜や果物の名前も出てきて、子ども達なりに色々な食材の形や味、名前を覚えているのだなと嬉しくなりました。苗にもそれぞれ特徴があることに気付けた子ども達。苗の成長を見届け、どのように実がなるのかを実際に見ることが出来れば、より野菜に対して愛着を持てるようになると思います。

大きくなるためには「水」が必要

植える前に、桶に水を張り、苗にたっぷり水を吸わせます。

「何してるの?」

「苗にお水をたくさんあげるんだよ」

「喉がかわいたら枯れちゃうんだよね」

「(植えたら)お水あげに行く!」

私たち人間は水がないと生きていけないように、子ども達が苗も同じようにそうなのだと考え、「水をあげなくてはならない」という結論にたどり着いてくれたことだけでも畑作りのねらいの一部が達成されたように思います。「水が大切なもの」であることは頭ではわかっているものの、手洗いの時に出しっぱなしにして遊んだり、トイレの水を何度も流したりしてしまうのはもう、ご愛敬です。今回のような畑作り(野菜や生き物の世話をする)の体験を何度も何度も繰り返すうちに、いつのまにか自分たちで「もったいないな」と気付けるようになってくれることを期待します。

猛暑の中、子ども達の水やりのおかげですくすく育っているもも組の畑の野菜たち。ゴーヤのグリーンカーテンも保育室の窓から見えるようになり、子ども達の身長もとうに超えました。

野菜を収穫して、みんなでクッキングできる日が待ち遠しいです。(子ども達は大きなピザを作って食べたいようです!)

それまでは、まだまだ暑いけど順番に畑に行って、成長を観察したりたくさん水をあげてかわいがっていきましょうね! 文責:上岡

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