２月と言えば、節分ですね。子ども達は２月になる少し前から「鬼のパンツ」を振り付きで歌うことを楽しんでいました。「つよいぞー、つよいぞー」の歌詞に合わせて力こぶを見せるポーズはどっしり踏ん張って顔つきまで勇ましく決まっています！

きっと元気よく豆の代わりのボールをぶつけて、鬼を追い払ってくれることだろう！と思い、まずは鬼の顔作りをしました。

久しぶりの絵の具の感触

大人が筆で子ども達の手のひらや足の裏に絵の具を付け、ボディペイントをしました。「ぺったんぺったんするよ～」「歩いてもいいんだよ～」の声かけと同時に次々と手足を動かしていく子ども達。いつの間にか自分から丸いパレットの中に手足を突っ込んで大胆に色付けし、白い紙はあっという間に赤色と青色で塗られていきました。

秋の頃は手が汚れることを嫌がり、険しい顔をしていた子も恐る恐る自分から手の平を差し出し、「もっと(筆で)色付けてー！」と催促。汚れても洗うときれいになった「経験」を通して苦手を克服している姿に成長を感じた瞬間でした。

鬼を追い払うぞー！

子ども達がちぎった花紙で作った髪の毛と角、目、口をつけて赤鬼と青鬼の顔が完成。壁に貼り「鬼はそとー！」とボールを投げたり、アンパンチをしたりして追い払いました。

自分達で作り上げた鬼の顔を見て親しみが湧いたのか、いつもはあまり人気のない鬼の人形も、この日ばかりは大人気。次々に嬉しそうに指差しして近寄っていました。

職員が鬼のお面を被って登場すると、鬼さんとタッチして、にこにこ微笑む子も。鬼さんとすっかり仲良くなったようです。

入園してからこれまでに、いろいろな季節の行事や風習に触れてきた子ども達。たくさんの初めてに出会い、経験したことで鬼と仲良くなるほどすっかり頼もしくなりました！友達にも関心を持ちはじめ、名前を覚えて声に出して呼ぶ姿も見られます。悪い鬼を追い払ったことですし、ますますみんなで仲良く、元気で楽しい毎日が過ごせるといいです。文責：上岡