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2023.03.30

ブログ

一年間、ありがとう。(うめ組1歳児)

気付けば、桜が咲いては花びらが風にのって舞い散る3月。4月は進級、入園の時期ですね。ゆり組では、新しい友だちとの出会いや、新たな好きなこと、好きな遊びが増えていくのだと思うと、今から子どもたちの成長が楽しみです。

R5年4月、17名の子どもたちでスタートした。

新しい環境や、同じ年齢の友だちと集団生活を送る日々の中で、自分の気持ちを上手く伝えられない歯痒さやじっくり自分の遊びを楽しみたい!気持ち、友だちのことを知りたいという「わくわく」とした気持ち等、様々な感情を子どもたちから感じました。

そんな4月から仮園舎での暑い8月を乗り越えて、温かい床暖房のある新園舎で過ごし始めた12月。

そして3月。子どもたちと沢山の思い出を作りながら、あっという間に一年が過ぎていったように思います。

今回は、子どもたちが自分で想像した上で、理解・納得し、行動できるそんなエピソードをお伝えします。

〈3月下旬〉

先日、絵本「ばばばぁちゃんのよもぎだんご」のコラボで午後のおやつに「よもぎだんご」が出てきました。

誤嚥や喉に詰まり、呼吸困難になる危険性を考え、子どもたちが一口で食べてしまわないような大きさに切り、食べる前にも再度声掛けを行いました。

職員が切った後の餅を見せ、一口で食べたら喉に詰まった時に苦しくなること、救急車が来ることになることを伝え、ジャスチャーを行いながら子どもたちに分かりやすく伝えました。

又、餅を小さくちぎって食べるように実際にちぎって見せたり、「もぐもぐかみかみ」と口を動かしながら、良く噛んで食べること、ゆっくり食べることを伝えました。

すると、職員の話を聞いた子どもの方から「くるしいくるしいなるよね〜!」との声が。そう話す子どもも、喉に手を添え表情を交えて職員に伝えていました。

その後、「きなこのかかったよもぎだんご」と「あんこののったよもぎだんご」を子ども一人一人が食べたい方を選びました。渡す際も、子ども一人一人に再度、「あぶないからゆっくりたべてね」と声掛けを行いました。

餅を受け取った子どもが先程、職員がしたように実際に餅を千切って見せ、「ちいさくしたよ!」と教えてくれました。又、おかわりをしたい際は口の中に何も入っていないことを、口を大きく「あーん」と開けて伝える子どもの姿がありました。

私たち職員が危険予測をし、子どもたちが安全に過ごせる様に配慮することが勿論とても大切ですが、子どもたちにも「なぜ危ないのか」を言葉や表情、ジェスチャーを交えて伝えることで子どもたちも理解・納得して少しでも意識してくれることに成長を感じました。

今、子どもたちは進級に向けて給食時、エプロンを付けずに食べることに慣れようとしたり、自分の洋服やお着替えマットを畳んで片付ける、トイレに座ること、トイレに排尿をすることに挑戦しています。

子どもたちは日々、少しずつ、着実に、お兄ちゃん・お姉ちゃんに成長しています。

 

これからも子どもたちが、喜怒哀楽のある様々な感情を表現したり相手に自分の気持ちを伝えながら、長く続いていく人生の1日、1日を元気に過ごしていける様に見守っていきます。

一年間、ありがとうございました。(文責:松添)

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