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2021.08.26

ブログ

中鶴先生と遊ぼう!〜うめ組(1歳児クラス)〜

錦ヶ丘保育園では、1年を通して各クラス作業療法士中鶴先生の指導の下、身体を動かす遊びを行なっています。今月はうめ組(1歳児クラス)が中鶴先生と遊ぼう!の月でした。

◎1回目(8月5日)のねらい→足底の感覚を養う
錦ケ丘保育園では裸足での保育を率先して行っています。

※裸足で遊ぶことのメリット…足底の裏の感覚によりバランス力を養ったり、砂や泥の感覚を知る、土踏まずの形成促進、運動能力を高める

裸足で過ごすことは乳幼児期にとって今後の運動を促進していく大切な役割になるのです。

1回目は中鶴先生に装置をつくっていただきました。

足底の発達を促す動き

アダプベース

中鶴先生考案のアタプベース。

デコボコ道をバランスをとりながら歩きます。時には寝転んで自分の身体がフィットするベストポジションを見つけ落ち着く姿もありました。

机で滑り台

サーキットをする場合のみ、机に登ったり降りたりできます。足の指先に力を入れながら上手に登り降りができています。

くぐる

足底の力がつきバランスよく歩けるようになるために、身体の動かし方の基本となるハイハイの動きを促していきます。

椅子の上に座るだけではなく、くぐれることを自ら見つけていました。

ラダー+アダプベース

足先、指先を使って上手にラダーの上を歩いていました。

ママボールの上からマットを被せる

不安定な装置の上をバランスをとって歩いていました。登り終わると達成感を味わっていた子どもたちです。

不安定な場所を歩く中で、慎重に動く事を知ったり、集中力を養ったりします。

 

くぐる動作を促す

くぐる+ジャンプ

マットを被せる前はくぐっている友達の方向にジャンプするなど危険もありましたが、マットを被せることで自然と反対方向へジャンプする姿がありました。

保育者は、子ども達が大きな怪我を負わないよう危険予測をしてセッティングします。今回の経験を経て、安全を確保した上で、伸び伸び身体を動かす中でも様々な経験ができるセッティングをすることが大切であると改めて実感しました。

 

▼例えば、このセッティングだと下記のような経験が出来ます。

・同じ場所を友達と共有したり、友達の体と接近したりする中で「いやだ!」という気持ちを身振り手振り、言葉で伝える。

・「いやだ!」という気持ちを堪える。友達の遊び方を真似し、交流する。友達と一緒にいることを心地良く感じる。

・不安定な足元なので、「転びそう」という危険を予測する。集中して、気を付けて歩く。転んだ時に、手を付く方法を学ぶ。

 

中鶴先生と遊ぼう!を通して、リトミックの研修で学んだ、発達段階を踏まえた子どもたちの身体の動かし方を改めて促していきたいと思いました。

好きな活動を楽しむ中でも、友達との接近や場の共有を通して『友達が使っているから…譲る・交渉する・待つ・言葉で伝える』等、様々な成長の機会が得られることを学びました。また、職員同士、子どもたちへの対応の統一・連携・共有がいかに大切か学ぶことができました。これからも、室内遊びも充実していきたいです。      文責 関

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