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2021.04.20

ブログ

年長ならではの保育室

令和3年度のさくら組がスタートし、進級した子ども達からは、『保育園の年長』=『保育園一番のお兄さん・お姉さん』になれたことを、心から喜んでいる様子が伝わってきます。

子ども達にとって【保育園最後の一年】、別の言い方をすれば【小学校就学に向けて準備する一年】とも言えます。子ども一人ひとりの『やりたい!やってみたい!』を存分に味わえる一年になるよう、そして、この一年を通して就学に向けての『必要な力・育ち』を少しでも多く身につけられるような支援や援助、環境構成を進めていきたいと考えています。

 

そこで、まずは子ども達が生活する保育室の環境構成を一工夫。年長組の担任をする上で私が意識したことは、生活する中で自然と文字を目にする、見るという環境です。

場所の名前や、子ども達への約束事やルールをひらがなで掲示しました。

 

【約束・ルール】

 

【場所の名前】

 

【その他の文字表記】

 

と、写真の様に保育室のありとあらゆる所に、平仮名を掲示。子ども達も自然と目に入るようで、ふとした時に文字の表記を声に出して読んでみたり、毎日の活動日程や給食メニューを子ども同士で読み合う姿もあり、私の中では『おっ!興味示してる。』と、ちょっぴりガッツポーズです。

 

そして、子ども達のカバン棚や靴箱には年中までは名字なしの名前とマーク表記でしたが、フルネームで文字のみの表記に。子ども達もその違いに気づき『マークがない!』と一言。でも、戸惑う子はいなかったように感じます。自然と文字のみの表記を受け入れてくれました。

 

一年を通して、この様な環境の中で子ども達が、ひらがなに対して『読んでみようかなぁ』『なんて読むんだろう』『自分の名前と同じ字だ』『読めるようになりたいなぁ』『この字知ってる!』『これ、読める』『書いてみよう』など、それぞれの文字への関心を高めていけたらと、思っています。

 

今後も、子ども達の状況に合わせながら文字表記を工夫していきたいです。

(文責:中江)

 

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