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2020.06.10

ブログ

さくら組 意見を言う・仲間と考える

先日はじめは4名ほどでしていたリレーに少しずつ興味を持ち始め、102チームに分かれ対抗戦!一度走り終わると

「次はどうしたら勝てるだろう」

各チーム作戦タイムに入り、

出た答えは両チーム共に、走る順番を工夫することでした。

 

その案に対し、納得する子たちと

「いや、ぼくが1番目に走りたい」と立候補する子。

自分の気持ちを伝えたり、お互いが言っている内容をチーム全員が理解することはまだ難しさも感じます。

 

しかし、走り終わると

「もう一回する!」と子どもたちは何度も何度も繰り返し取り組みます。

 

1チームがゴール目前、負けるとわかったもう1チームの走者が諦めて歩いたりバトンを受け取ってそのまま立っていたり、、

そんな場面を見て、一生懸命取り組んでいるからこそ涙を流す子もいました。

その都度話の場を設けると

「ふざけて走らないのが嫌だった、悔しかった」「だから負けたんだ」

自分の気持ちを言葉で伝え、真剣に聞く子どもたち。

最後まで諦めずに走ろう!と励ましあって改善したり「リレーのルールがわからなかったから止まっていた」と聞いた周りの子たちは

「それなら最初に私たちがルールを教えたらよかったね」「あなたは悪くないよ」

その子なりに理由があったことを知ることができました。

 

 

またバトンの受け渡しでぶつかることが多くうまくいかない時には、赤チームは1など地面に書いて走る場所を決めたらどうだろうなど子どもたちなりに考え、納得のいく方法を次々と試します。

 

夕方の集まり時、活動の共有も兼ねて振り返ると

・走り終わった時ぐちゃぐちゃでわかりにくかった

 →走り終わった人は座ろう

更に意見が出たり、リレーをしていなかった子が「見てたよ!みんな速かったよね」と感想を伝える姿もありました。

 

今回のリレーは身体を動かすことを楽しむだけでなく、友達と力を合わせて取り組む喜びや難しさの経験となりました。

勝ち負けの経験を重ね、自分の気持ちをコントロールしたり、負けてもその事実を受け入れられるようになり、悔しさをバネに「つぎはどうしようか」工夫していくことと思います。

 

遊びの主体である子ども同士の対話が遊びの展開に大きな意味を持ち、その場を充実させている。

子どもは自然な衝動ややりたい気持ちで活動を始めると生き生きと活動する。

 

ひとりひとりが考え子ども中心で進め、内発的な動機づけがなされていたからこそ、長い時間夢中になり遊びが深まっていったのだと感じた出来事でした。

(参考文献:プロジェクト型保育の実践研究、保育の実践・原理・内容)文責:市来

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