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2026.03.09
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冬の自然の不思議~もも組(4歳児)
2月上旬、鹿児島に雪が降りました。前日に降った雪が残っていたため、さっそく、3歳以上児は朝から園庭に出ることにしました。保育者の「今から外で遊ぶよ」の声掛けに「やったー、雪だるまつくる」「えー寒いからお部屋で遊びたい」などさまざまな声が聞かれましたが、いざ出てみると、最初はお部屋で遊びたいと言っていた子どもも友だちや保育者と雪合戦をしたり、おしくらまんじゅうをしたりと寒さの中でも、身体を動かす楽しさを存分に味わっていました。
すると、3歳児が「ねえねえ、来て」と保育者の手を引っ張ってどこかに連れて行こうとします。ついて行くと、ビオトープの前で立ち止まりました。見ると、ビオトープの池に氷が張っていて、保育者が「水が氷になってるね、よく気付いたね」と言うと、周りの子ども達もぞくぞくと集まってきました。
好奇心旺盛の子ども達。氷を一生懸命掴んで引っ張り上げようとする友だちを見ながら「わあ、大きい」と驚いたり、「がんばれ」と応援したりしながら興味津々な様子で見守っていました。
引っ張り上げると、葉っぱなどの自然物がくっついていて「おもしろーい」と興味を示し、割って取り出してみる子や「ザリガニ死んじゃったかな」と普段、池にいるザリガニが寒さで死んでいないかと心配する子などさまざまで、冬の自然に触れ、遊びを満喫しながら感動や疑問を友だち同士で共有していました。また、園庭に設置してあるテーブルの裏や水道の蛇口から出ていた氷柱に気付き、手で折って友だちに発見を共有する子もいました。
私たち保育者は、子ども達がさまざまな自然事象を学べるように、保育の仕掛けをすることもあります。
例えば、水を入れたバケツを園庭に数ヵ所に置いておき、次の日の朝凍っているか実験をしてみたり、できた氷を日向に置いたり、水に入れたりしながら溶けるまでの時間を比べるなどです。今回も、このような環境作りを通して、雪や氷の感触や音、冷たさなど五感で感じながら、氷模様、氷の厚さ、雪と氷の違いなどなぜだろうと考える機会ができました。
自然の中の出来事は偶発的であり、自然物は多様で複雑で、常に変化します。美しく怖く、不思議さに満ちています。そのため、自然のなかでは、子どもは高い注意力と柔軟に心身を調整する力が欠かせません。
「要領・指針」の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」には、「自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる」とあります。
これからも自然の中で子ども達がさまざまな学びができるよう、保育者がしっかりねらいを持って、保育の環境作りをしていきたいです。
引用文献:保育内容 5領域の展開 保育の専門性に基づいて 高山静子
文責:白澤









