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2024.05.13

ブログ

泥遊びから育まれる力(きく組 3歳児)

きく組では、新しい友達3名が加わり新生活がスタートしました。新しい友達を迎えるため、みんなで自己紹介タイム!自分のことを知ってもらおうと一人ひとり、名前と年齢を発表することができました。

少しずつ園生活にも慣れてきましたが、まだ新しい環境に不安を感じていることもあると思います。1年を通して信頼できる大人や、友達との関わりからたくさんの”楽しい!”が見つけられるようにしていきたいと思います。

4月は“好きな遊びを安心した環境で存分に楽しむ”ことをねらいにしました。

子どもたちはどんな遊びが好きかな?

折り紙、絵描き、粘土、パズル、運動遊び、散歩など様々な活動を取り入れました。

乳幼児期から好きな遊びを存分に楽しむことで、沢山の気づきから学びへと繋がっていきます。

今回は、その中の一つ泥遊びについてお伝えします。

泥遊びから育まれる能力とは?

泥遊びは子どもの五感を刺激する効果だけでなく、創造力や集中力を伸ばし社会性が身につくなど様々な発達が育まれると言われています。

ここからは泥遊びを通して培われる子ども達の育ちを「子どもに育ってほしい10の姿」を交えながらお伝えします

まず初めに、どうやったら泥になるのか?砂から泥になる過程を一緒に体験することに!

「大きなタライに砂を集めよう!」

保育者の声掛けに、自然と子どもたち数名で協力して砂を集める姿がありました。(協同性)

砂が集まると

“サラサラ~”の感触を手先から感じとっていました。

 

砂が沢山集まったら今度は水をゆっくり加えよう!

サラサラの感触からドロドロベチャベチャの感触へと変わっていく体感を通して、物の性質や仕組み等を感じ取ったり気付いたりすることができていました。(思考力の芽生え)

友達と協力して水を運び、ここでも協同性が育まれています。

 

水を入れた瞬間、バケツの中の泥に興味を持ち触りに行く子どもたち。

 

「手が汚れちゃった」「冷たくなったね」「気持ちいよ」

手や足裏から感じた感触を友達と言葉で表現しあっていました。(言葉による伝えあい)

 

「僕は泥団子つくろう」

活動に主体的に関わりながら、いろいろな遊びを生み出す中で自分の力で行うために試行錯誤していました。

 

小さな泥団子を2つ重ね合わせて雪だるまに変身!

 

ぺったん、ぺったん、形を整えて「せんべいの出来上がり~♪」

 

砂を少し、水を沢山入れるとカレーの出来上がり!

 

長い木の棒でかき混ぜながら

「見てみて〜カレー作ってるの」

「次ぼくが混ぜ混ぜしたい!」

「いいよ!順番ね」

と見立て遊びやおままごと遊びが大好きな子どもたちは、遊びの中でも想像を膨らませながら楽しんでいます。(豊かな感性と表現)

その中で、ルールを作り、守ろうとする姿もありました。(道徳性・規範意識の芽生え)

 

乳幼児期は、物に触れながら身体を使って学び、身体感覚を使う体験を繰り返し行うことにより新たな能力を一つひとつ獲得していきます。

引き続き、様々な素材に触れながら、物の性質について学びを深めることの楽しさを知り、子どもたちの豊かな感性をさらに引き出していきたいと思います。

よろしくお願いします。文責 関

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