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2024.05.13

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さくらんぼ組 裸足の魅力って?(0・1歳児)

さくらんぼ組の皆様、ご入園・ご進級おめでとうございます🍒

初めての園生活や新しい環境になり、母子共に不安な気持ちやこれからの子どもの姿にドキドキと胸が高鳴る思いがあることと思います。

この一年間、保護者の方とご一緒にこどもたちの成長や笑顔を見守れることを大変嬉しく思います。

さて、今の季節では桜が咲き、お花見に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。外に出て、そよ風にあたったり綺麗な桜や自然に親しんだりすると不思議と気持ちもリフレッシュされるように感じますね。

こどもたちも私たち大人と同様で、初めての園生活で室内よりも園庭で過ごすことを好む姿があります。

そよ風の心地良さや砂の感触、植物の葉や花など、自然を五感で感じていると、徐々に気持ちが落ち着き笑顔を見せる姿も見られました。

 

このようにゆっくり園庭で遊ぶ中で、保育者がそばで「風が気持ちいいね」「良い天気だね」や砂場の玩具で一緒にやり取りをするうちに、徐々にこどもたちも保育者に対して安心感を覚えながら信頼関係を築いています。

今回は錦ヶ丘の保育の特徴である「裸足保育」についてお伝えします。

錦ヶ丘では一年を通して室内は基本、裸足です。戸外も季節にもよりますが、過ごしやすい気温である春~秋の季節は裸足で過ごしています。

足裏で砂の感触を味わう

過ごしやすい時期になると、裸足で園庭に出て自分の好きな遊びを存分に楽しむ子どもたち。

裸足で地面を歩くと、靴では体感することができない砂の粒のザラザラとした感覚、日が当たる場所の地面の温かさや日陰の地面のひんやりとした冷たさ、水を含んだ砂の重さなど、足裏から得た感覚から様々な情報や刺激を得ることができます。

また、錦ヶ丘の園庭には緩やかな傾斜が魅力的な築山やメダカが泳ぎ、寒い季節がくるとカエルの卵やおたまじゃくしが泳ぐビオトープがあります。

緩やかな傾斜で育む力

築山の上り下りでは足裏全体で体の重心を支え、自然と足の指先にグッと力が入ります。上ろうと挑戦することも、足をつける前に地面を確認したりすることも、日々の園庭遊びで経験を重ねるからこそ身につく考えや行動です。

もちろん築山に限らず園庭遊びをする中で、最初は転んだり滑ったり、小さな擦り傷や怪我をすることもあります。子どもは自分の体の使い方をコントロールしたり擦り傷や怪我の痛みを知ったりすることも出来ます。好奇心旺盛なこどもたちなので、「上りたい!進みたい!」という気持ちから、めげずに上ろうと挑戦する姿が見られます。築山を下りる時も、足の指先に力を入れ傾斜を下りたり足から地面につける前に、下りたい地面を確認してから慎重に下りたりしています。

 

感覚に敏感な時期の乳幼児期から自然に囲まれた園庭で裸足になって過ごす経験を重ねたことで、様々な感触を楽しむ3、4、5歳児のこどもたち。時には園庭遊び中にこどもたちの方から「靴脱いでいい?」と聞いてくることがあります。一人が脱いで裸足になると、それを見た子どもも次々と裸足になり園庭をいきいきと駆け回り、晴れた日には砂のサラサラした感触や日に照らされポカポカした地面のあたたかさを楽しみ、雨や曇りの日には水を含んだ泥のグニョグニョ感や足の上に乗った時の重さ、地面のひんやりとした冷たさを楽しむ姿が見られています。

他にも、土踏まずの形成や怪我をしなくなる、のちのちの運動発達への影響等、裸足には様々な利点があります。是非、保護者の方も裸足になって足裏から受ける様々な感覚を体感してみてください。(文責:松添)

 

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