入園当初から外に出ることが大好きなさくらんぼ組(0歳児)の子ども達。部屋の中にいても窓の木枠につかまり立ちをして、目の前に広がる砂場を見るのが日課です。外の様子をじっと見つめて動かない後ろ姿は何とも言えないかわいらしさです。

「外に行くよー！おいでー！」と声をかけるとパッと振り向いて、一斉にハイハイや歩きで大人の側に寄ってきてくれます。

玄関の段差に来ると、四つ這いで後ろ向きになって足から降り、砂場までの通路を進んでいきます。

春の頃は外に広がる目新しい景色に興味を持つあまり、途中で止まることもありましたが、今では砂場まで真っ直ぐ来てくれるようになりました。

砂場遊び

藤棚の下の砂場は、日陰で涼しく、子ども達にとって暑い夏の絶好の遊び場です。

砂の上に座り、手のひら全体で砂をなでたり、叩いたりしています。まだ口の中に砂を入れることもありますが、口の中に砂を入れても、「これ美味しくない…」とすぐに理解して、唾と一緒に勢いよくべーっと出せるようになりました。

少しずつ、自分が思う通りに身体を動かせるようになってきて、砂場の段差をスイスイと降りていきます。

ベンチの下の少しの隙間に潜り込んでみたりと、こちらが驚くような動きを見せてくれるようになりました。

最近はスコップの使い方を覚え、おぼつかないながらも砂をすくったり、お皿に砂をのせたりすることも出来るようになっています！

「あー」「うー」と何かを喋ったり、うんうんと頷いたりしながら、一人ひとり砂遊びに没頭しています。お皿に砂をのせて、「はいどーぞ」と大人に渡してくれたりもします。ご飯やおやつに見立て、大人や友達の真似をして同じように遊ぼうとする姿がたくさん見られるようになりました。本当に子ども達は保育者であったり、ご家庭での大人の様子であったりをよく見ていて、すぐに吸収していきますね。

どんどん出来ることが増えていくさくらんぼ組(0歳児)の子ども達。

これからも友達や大人の真似をしながら遊んで学び、「こんなことも出来るようになったんだ！」と私達を驚かせてくれることでしょう。

文責：上岡