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2023.07.03

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さくらんぼ組0歳児 遊びの環境〜ハイハイを促す〜

5月半ばより3名の新入園児が増え、生後2ヶ月〜1歳1ヶ月の子ども達8名と賑やかな毎日です。

0歳児は月齢によって発達の差が大きい年齢です。生活リズムが違う子達が一緒に過ごしている為、室内では食べる・遊ぶ・寝るための空間をゆるやかに区切っています。

今回は、『ハイハイを促す遊びの環境』についてお伝えします。

ハイハイの大切さ…自分の力で立って歩く準備段階でとても大切な運動。首・肩の筋肉、背筋・腹筋・手指とたくさん使います。

胴体を支えて動く為、腕や脚の筋肉やバランス感覚も鍛えられ全身運動です。目と手、手と足など2つ以上の部位を同時に使う動作で協応動作とも言われています。転びそうな時に危険を察知して手を出すなど危機回避能力も育っていき、体幹が育ち怪我をする事も少なくなっていくと言われています。

私たち保育者は毎日の遊びの中でこの事を意識し、日頃から【ハイハイを促す環境】作りに努めています。

ハイハイを引き出す為に】まずは、ハイハイ出来るスペースが必要です。室内でも子ども達が興味を引くような様々な遊びを準備しています。

◉子ども達がチャレンジしたくなるようマットの下に小さな椅子を仕掛け、なだらかな凹凸のある山を作ります。時には大人が寝そべって山になり、子ども達が集まって登り降りする事もあります。

 

◉興味を持ちそうな色々な手触りのシートを仕掛けると、触れた時に感触が面白く、前に進んでハイハイをします。「これなんだろう?」と手で触れるだけでなく足裏でも触れてみようとします。それぞれが夢中で感触を味わったところで、ふと顔を見上げた時に目の前の友達の存在にも気付いて思わずニッコリする場面もあります。

 

くぐって登る動きを引き出す為に、ベットを横に倒し、引っ張って遊ぶ人形やカラフルなスズランテープもぶら下げました。奥に鏡を置くと鏡に映る自分の姿にも興味を示してハイハイで奥に進んでいきます。

廊下探索では、保育者が少し離れた場所から呼んでみたり、紐のついた玩具を引っ張って誘い、子どもの動きたい気持ちを引き出します。玄関ドアを開けると高速ハイハイで長い廊下へと飛び出していきます。

 

0歳児では、自然と毎日の遊びの中でハイハイ運動を行っています。

ゆったりと落ち着いて過ごせる環境の中で、今後も子ども達の好奇心をくすぐるような遊びで全身運動に繋げていきたいです。

文責:大迫

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