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2021.03.27

ブログ

Mちゃんと過ごしたゆり組での1年

もうすぐゆり組の1年が終わろうとしています。この1年で子どもたちはできるようになったことがたくさん増えました。

⭐︎着替えを1人でする事が難しかったのが、1人でできるようになりました。

⭐︎お友達を意識して遊ぶことが上手になりました。

⭐︎喧嘩の時、言葉で「いやだ!」「やめて!」と伝えることができるようになりました。

⭐︎順番を待つことが上手になりました。

この1年で子どもたちはとても成長しました。側で見守ることができて嬉しかったです!

ゆり組は2歳児19名、3歳児1名でこの1年を過ごしました。

3歳児のMちゃんは生まれつき発達がゆっくりです。その為、今のMちゃんにあった発達年齢のゆり組で過ごしていました。

この1年でMちゃんもとっても大きく成長しています。

⭐︎給食を自分で口に運ぶことができるようになりました。

⭐︎お昼寝を長い時間まとまってすることができるようになりました。

⭐︎ズボンを履く時、片足ずつあげてくれるようになりました。

⭐︎みんなと同じ空間で、絵本を見ることができるようになりました。

⭐︎お友達のことが大好きになりました。

⭐︎散歩の時、少しの距離を自分で歩くようになりました。

ゆり組職員も、Mちゃんの出来ることが増える事を願って日々関わってきました。そんな私たちの関わり方を見て子どもたちも少しずつMちゃんに対しての関わり方が変わってきように感じます。

 

エピソード1

新聞紙遊びをしている時、プールに新聞をちぎって入れて新聞プールを作っていました。みんな一生懸命ちぎっている中、Mちゃんはその様子を体を揺らして楽しそうに見ていました。その姿を見てお友達が、

????????「Mちゃん、先にはいっていいよ!」

と言ってくれました。みんなでちぎって一生懸命完成させた新聞プール。誰もが先に入りたいと思っているだろうに「先に入っていいよ」の一言が出た事に驚きました。「ありがとう」と声をかけてMちゃんを中に入れると大喜び!!みんなも「よかったね〜!」「たのしい??」と嬉しそうでした。その後もみんなでちぎってMちゃんに「どーぞ!」と新聞紙をあげる姿がありました。

 

 

エピソード2

みんなが部屋の床で遊んでいる時、Mちゃんは1人で畳の上で遊んでいることが多いです。私たちも怪我がないように見守りつつ様子を見ていました。すると子どもたちがMちゃんに気づき、同じ空間で遊び始めました。遊びを強要するのではなく、ただ側にいることを楽しんでいます。さりげなくMちゃんの近くに寄り添い、そっと体をつけて一緒にいることを楽しんでいます。

 

 

エピソード3

おやつの時間Mちゃんの横に積極的に座る子がいます。Mちゃんのことがとても大好きでいつも気にかけてくれる子です。Mちゃんがなかなかおやつやお茶を飲まない時、その子がそっとMちゃんの手元に持っていって持たせてくれることがあります。

一緒に生活していく上で、Mちゃんの個性を知り、子どもたちなりに関わろうとする姿に感動しました。

 

 

もう少しでゆり組のみんなはきく組へ進級します。

Mちゃんは現在の発達段階を踏まえて来年度もゆり組で過ごす予定です。しかし、今年度で築かれた絆は深いものだと感じています。Mちゃんの存在は大きく、ゆり組のみんなもお友達を気遣う心が大きく育まれました。クラスが離れても時々遊びに行ったり、来てもらったりと交流を重ねてこの関係を大切にしていきたいと思います。 春成

 

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