お知らせ
2019.07.31
ブログ
きく組 家づくり
最近のきく組さんは、その日どんな活動をしたいのか言葉にしてくれる姿が増えてきました。
熱中しているものがあること、それらを自信を持って言葉で伝えられること、とても素敵なことだと思います。
進級当初から積み木遊びを朝の活動や夕方の自由遊びなどにクラスで取り入れており、
その中で積み木で遊びながら、左右の高さを同じにするためにはどうしたらよいか、
高く積み上げるためにはどうしたらよいか、大きさやバランスに注意して
遊びの中でいつの間にか数量や形体に対する認識を深めています。
「さんびきのこぶた」に出てくる藁・木・レンガの家づくりをはじめ、「100かいだてのいえ」を読むと
「何階建て?」「横にエレベーターをつけよう」などと物語の世界を楽しんだり、絵本を通して子どもたちの表現・想像力も膨らんでいます。高い建物を作るにあたり、手が届かなくなると椅子を持ってきたり、崩れたら危ないから帽子を被ったりするなど、保育士は何も教えていませんが日々の遊びの中で年長児が高い円筒を作る姿などを見て、学びになっていたようです。
日々遊びを重ねていくうちに、積み木を複雑に置いたりその日その日で家の形も様々です。家だけでなく、「今日は船を作る!」という子もいます。
また、先日は木っ端を準備しました。童具を作った時の切れ端です。
初めて木っ端を取り入れたので、まずは身近な遊び「積み木」をしました。普段使っている積み木より小さく、形も様々で好きなように積んだり中には各々作った家を友達と繋げる姿も見られましたよ。
家への興味・関心が深まるよう様々な国の家の写真を保育室に掲示してみました。
丸い家や布でできた家、カラフルな家などがあり、「このお家どこにあるの?」「雪出来てる!」「丸い家つくりたい」などと早速興味を示す子どもたちです。
ボンドを用いて家づくりをすると、初めはうまくくっつかず苦戦する姿も見られましたが、くっつかず困っている友達を見て、「もう少しボンドをたっぷりつけたらいいんだよ」などと使っていくうちに性質を捉えていたのだと感じました。飾ってある木っ端でできた作品を見てお互いを認め合ったり、「私もしたい!」と興味を持ったり自然とクラスに広がってきています。今日の活動が次の日の活動へと繋がっている毎日です。