お知らせ
2023.11.11
ブログ
きく組(3歳児)パン屋さんに行こう!
今回、錦ヶ丘プラスと同じ地域にある「こだわりパン あんじぇりこ」さん(以下パン屋さん)にご協力をいただき、園外保育に行きました。
今回のねらいは、①子どもたちがよりパン屋さんのイメージを膨らませることができるようにする。②フェスティバルに向けて活動する中で出てきた子どもたちの疑問を、パン屋さんに直接聞くことができる機会をつくる。です。
フェスティバルでパン屋さん開店に向けて、着々と紙粘土や段ボール等の素材を使って、様々なパンを作り準備を進めています。
社会のルールや地域の人との関わり
園外保育では、隣の幼保連携型認定こども園錦ヶ丘の園バスを利用しました。普段、乗ることがない子どもたちは憧れの園バス!
その為、安全に目的地に到着できるよう事前に、バスの利用方法について伝えています。
乗っている途中で、車内の声が大きくなってると感じたのか子どもたち同士で「大きな声でしゃべらない!」や「しーだよ!」と声を掛け合う姿も見られました。
そして、「こだわりパン あんじぇりこ」さんに到着!
一人ひとりがじっくりパンを見れるよう、また、安全に店内で過ごすことが出来るように2グループに分かれて見学しました。店内に入ると多くの種類のパンがずらりと並んでいました。きく組の子どもたちがクッキングで実際に作ったメロンパンやレーズンパン、サンドイッチや、大好きな絵本「パンどろぼう」で見たフランスパン、チョココロネもあり、子どもたちはパンを見つけては大興奮!「レーズンパン食べたい」や「チョココロネだ!アンパンマンの目がハートになってる!」等、それぞれの気付きを言葉で交わしていました。
パンを見た後は、グループのみんなで一緒にレジに行き、店員さんと言葉のやり取りをしながら選んだパンを買うことに挑戦しました。
「お願いします!」と緊張した表情で、パンをのせたトレイをレジへ。
店員さんにお金を渡してパンを受け取ると、無事にパンを買うことが出来てほっとした表情で「ありがとうございます!」と伝えることが出来ました。店員さんも、緊張しながらやり取りをする子どもの姿に終始、優しい笑顔で接してくださいました。
このような経験から、レジでお金を払ったらパンを買えるという社会の仕組みやルールを知り、また、園外やお店に行き、地域の人々との関わりを通して親しみを持つことが出来ました。
「こだわりパン あんじぇりこ」の店員さんの温かい笑顔や対応に、子どもたちも嬉しそうに手を振って最後は「ありがとうございました」と元気良く感謝を伝えました。
本物のパンや店員さんの姿からイメージを豊かにする
冒頭でもお伝えしましたが、フェスティバルでパン屋さんをするきく組の子どもたち。
現在、フェスティバルに向けて紙粘土や段ボールでパン作りを行いながら、パン屋さん(店員)とお客さんに分かれて楽しくごっこ遊びをしています。
ごっこ遊び後に、サークルタイムで振り返りを行うと子どもたちから様々な疑問が出てきました。
「トングとトレイがいるね」「トレイは洗ってるのかな?」「僕は洗ってほしいなあ」といったお店の道具の話や、ごっこ遊びでパンが買えなかった友だちがいたことから「パン何個あるんだろう?」「どうしてパン屋さんはみんなパンを買えるのかな?」「沢山パンがあるからだ」等。
その疑問を、「こだわりパン あんじぇりこ」さんに聞きました。質問内容はフェスティバル当日に展示予定です。(ブログでは省略します。)
本物のパンを見て、「粘土でこのパンを作ってみたい!」という子どもの気持ちや、店員さんと言葉のやり取りをしたり見たりしたことでごっこ遊びがより深まり、フェスティバルで自信をもってお客さんと接することが出来たらいいなと思います。
園外保育を通して、実際にパン屋さんに行き店員さんと関わること、お金を払ってパンを買ってみる経験が、子どもたちにとって楽しかった思い出になることは勿論、子どもたちの社会生活の学びや今後の遊びの刺激になるのではないかと考えます。
最後に。フェスティバルでは、23人の可愛いパン職人がお待ちしています!子どもたちの様々な素材で作った素敵なパンをお楽しみに。(文責:松添)
【引用】
・パンどろぼう 作 柴田ケイコ 出版 KADOKAWA