お知らせ
2019.05.25
ブログ
○保健だより…感染症のお知らせ・熱中症の時期です
現在、園内にてアタマジラミとアデノウイルスの報告があります。
厚生労働省より出ている、保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)にて、この二つの感染症についても記載されているため、ブログにてお伝え致します。
○アタマジラミ症
潜伏期間:10~30日。卵は約7日で孵化。
症状:頭髪の根元近くに卵。フケのようにも見えるが、指でつまんでも容易には動かない。清流は根元近くで活動する。
1日2回以上頭皮から吸血する。毎日の吸血によって3~4週間後に頭皮にかゆみが出る。ひっかくことにより、二次感染が起きる場合がある。
感染経路:頭髪への直接接触、頭を寄せ合う。寝具やタオル、帽子、クシなどの共有。集団での就寝、添い寝、混雑したバスなど。
予防、治療:薬局の市販薬(シャンプー、パウダー)を毎日使う。目の細かいクシで丁寧に頭髪の根元からすき、シラミや卵を取り除く。※短くする必要はない。昼寝の際は、頭と頭が接しないように布団を離す。
○アデノウイルス(咽頭結膜熱、プール熱)
潜伏期間:2~14日
症状:高熱と微熱を交互に出す事が多い、扁桃腺炎(のどの痛み)、結膜炎(目ヤニ、充血)。特に夏季に流行します。
感染経路:飛沫感染、接触感染
予防、治療:排便後またはオムツ取り換え後の手洗いは石鹸を用いて流水で丁寧に行う。
注意:感染力が強いため、タオルなどの共有はNG。登園の目安は、「発熱、充血などの主な症状が焼失したあと2日を経過していること」
感染拡大を防ぐため、園側も消毒や視診など徹底しております。ご家庭でも、お子様の様子・体調変化など十分にお気を付けください。
○熱中症の時期です!
5月だというのに、日向に出ると夏のような暑さですね。5月でも、熱中症には十分ご注意ください。
幼児は大人よりも注意が必要です!
その理由は、身長の低さ。晴天時には地面に近いほど、気温が高くなります!例えば、気温が32度の日でも幼児の身長では35度を超えるそうです。大人が暑いと感じている時は、幼児はさらに高温の環境にいることになります…。
幼児の熱中症を防ぐポイント!(環境省のリーフレット http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php より)
①顔色や汗のかきかたを十分に観察しましょう
顔が赤い、ひどく汗をかいている…深部体温がかなり上昇している。涼しい環境で十分な休息を!
熱中症の初期症状…ぼーっとする、だるい、気分不快、頭痛、下痢、手足のしびれ
②適切な飲水行動を学んでもらいましょう
幼児はまだ自分で飲む習慣がないため、大人側がこまめな水分補給を。
③日頃から暑さに慣れましょう
※ただし、いきなり長時間戸外で過ごすのは良くありません。室内の冷房も活用してください。との注意も出ています。
④気温に適した服装
気温に合わせた衣類の調整を大人側が心がけ、適切に指導しましょう。