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2022.09.29

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人形劇「三匹の子ぶた」

9月16日(金)、人形劇「三匹の子ぶた」(劇団:ファンタジア人形劇)が行われました。参加者は、保育園の0歳児クラスから5歳児クラスまでの子ども達。今年は、こども園のリズム室での観劇でした。子ども達は様々な反応を見せ、心身の発達にとって貴重な機会になりました。

 

子ども達の様子

リズム室に入ると、暗い室内に見慣れない大きな舞台…!最初は、驚いたり不安そうにしたりする子ども達でした。

しかし、人形が現れると目を丸くして、あっと言う間に物語の世界へ…。

「三匹の子ぶた」は、繰り返しのストーリーです。似たような繰り返しのストーリーに「三匹やぎのがらがらどん」や「大きなかぶ」などがあります。このような繰り返しのストーリーは、おおむね3歳頃から楽しめます。展開が繰り返すことで、安心してストーリーの続きを想像したり、情景をイメージしたり出来るためです。

実際、人形劇に特に集中しているのは3~5歳児クラスの子ども達でした。

0~1歳児の子ども達は、狼に驚きつつも出てくる人形の動きや音に夢中な様子!2歳児の子ども達は、繰り返し出てくる言葉の響きにも耳を傾けていました。中には、狼が怖くて目を手で隠す子どもも…。安心できる大人がそばにいるので、ぎゅっと大人にしがみつく子もいました。

大人から見ると楽しい人形劇ですが、子ども達の感じ方はそれぞれです。「おもしろい!」と思う気持ちも、「こわい!」と思う気持ちも、ストーリーより人形の作り方に興味を持つことも、ひとりひとりの個性として大切にしたいと思います。

 

人形劇が終わってからは、ファンタジア人形劇さんのご厚意で人形とタッチをする時間を設けました。

「ありがとうね~」と声をかけてくれる狼やぶたに対して、「来てくれてありがとう!」と声をかける子ども達でした。年に1回の人形劇、楽しんでくれたようでたいへん嬉しく思いました。

今回の経験を経て、子ども達の遊びにどんな影響が出るのでしょうか。その年によって、その後の様子は様々です。人形劇を作りたい気持ちになり、材料や作り方を考える年もあれば、日頃の人形遊びにストーリーがつく年もありました。

今年のうちに子どもの間で話題に上がらなくても、来年になってから思い出すこともあるかもしれません。私たち保育者は、子ども達の遊びや生活の様子をしっかり観察し、呟きや表情を拾い上げ、保育計画に組み込んでいきたいと思います。

 

文責:櫻田

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