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2022.02.07

ブログ

「自分で決める!」たんぽぽ組の自己決定

1月より仕事復帰いたしました椎屋です。

これまで、4,5歳児を主に担任していた私にとって1か月間のたんぽぽ組(0~1歳児)での時間は驚きと感動の連続でした!

育休中に改めて大切にしたいと感じた「自己決定」というキーワードと絡めて、ブログを書いてみたいと思います。

 

 

◎1歳児が「自己決定」する姿に、感動!

生活の中で、たんぽぽ組の子ども達は「自分はこうしたい」という思いをしっかり主張していました。

 

「ズボンから脱ぎたい!」「自分でオムツをはきたい!」

「今はまだお熱を測りたくない!(検温)」

「〇〇さん(保育者)に抱っこしてほしい!!」

「このぬいぐるみは私がつかうの!」

「まだお外で遊びたい!」

たんぽぽ組の1歳半前後の子ども達は、自我が芽生え、拡大している真っ最中だと思います。

保育者と言語の共有も出来るようになってきており、保育者の「○○してみよう」などの声掛けの意味をよく理解しています。

言葉での応答はまだまだ少ないものの、表情や声、身振り手振りで「自分はこう思う!」「したくない!」などを外にどんどん主張していました。

これまで一緒に過ごしてきた保育者との信頼関係、安心感がベースになっているのだと思います。

 

私は、まだ生まれて1年程の子ども達であっても1人の人間として気持ちや思い、意思を持つ存在であること…その子たちなりに、自分を取り巻く環境の状況を理解し、しっかり自分で「こうしたい」と選択・決定していることに感動せずにはいられませんでした。

保育をする上で大事にしたいキーワードに「生きる力」がありますが、子ども達の中には、もうすでに生きる力がみなぎっているなと感じました。

 

◎「自己決定」とは意思決定する力

ここで言う「自己決定」とは、あらゆる状況での選択場面で自分で考えて選択し、決める力です。

大きく解釈すれば、「自分がどうありたいか」を決める力ということもできると思います。

 

年齢が上がるにつれて、他者の意見を参考にしたうえで決める、仲間とともに決めるなど自己決定の状況は変わってくるかと思います。

 

自分で考えて決めていくという経験の積み重ねが自分の軸を構築し、先の分からないこれからの世の中でも自分らしい人生を生きるための力となると考えています。

 

 

◎「自己決定」する姿をみて大事にしたいこと ~5歳児の姿を目指して~

 

5歳児の話し合いの中には、仲間の意見を聞いて選択・決定する姿が見られます。

2月上旬、さくら組(5歳児クラス)に入ると、卒園前に食べたい給食メニューを決める話し合いをしていました。

サンドイッチ又はカレーのどちらを食べたいか、仲間の意見を聞いたうえで、自分が食べたい方を選択し、最終的にクラス全員でサンドイッチと決めることが出来ました。

 

話し合いは、仲間の意見と自分の意見との違いを受け入れ、比較したりできるからこそ成立する活動です。

 

小さいうちから、自分の意見を受け入れてもらっているからこそ、自分で(自分たちで)決めていいいんだ、〇〇ちゃんのアイデアも素敵だなという自信や共感する力が育っていると感じました。

私も、子ども達の「自己決定」できる場面を意識しながら子どももたちの「自分づくり」のお手伝いができる、そんな保育士でありたいなと思います。

 

文責:椎屋

 

 

 

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