お知らせ
2020.11.01
ブログ
きれいだね!〜湧き出る感性〜
10月後半、2歳児クラスに入っていた時のことです。子どもの自然と湧き出る感性を大切にしたいなと思う出来事がありました。
園庭中央からは、あまり見えにくい場所に紫色の色の花が咲いています。
皆さん、この花は何の花かお分かりになられますか?
答えは
萩の花です。
園庭で遊んでいるとYちゃんが園庭の隅に咲いていた紫色の花をジーっと見ていて
「きれいだね。」
と一言言い、しばらくその花を見つめていました。
その姿を見て、こういう子ども達が増えていけば素晴らしいなと思うのです❗️
次の日もYちゃんは、紫色の花を見ているとその周りにいた子どもも一緒に見上げていました。
きれいな物を見て、素直にきれいと言えることは簡単なように思いますが、保育をしながらそのような子どもが少なくなってきているのも現実です。
だからこそ、私達 保育士は子どもの年齢、発達を見極めながら、物事の感覚を代弁して言葉にしたり、子ども自身に眠っている感性を引き出すような言葉かけをしていこうと常々思っています。
感性が豊かになれば、自然と想像力、表現力にも繋がっていきます。そして、そういう力は自然の中で遊び生まれます。自然は素晴らしい教材です。
これは、砂場で遊んでいたHちゃんが私に作って持ってきてくれました。
皆さん、何だと思いますか?
枯れ葉の中に砂が入っています。
答えは
「ぎょうざ」です。
これも、子どもの感性から生まれた立派な作品だと私は思います。
錦ケ丘の園庭には自然がたくさんあります。今後も遊びを通しながら、子ども達の感性が豊かになるようなサポートをしていけたらと思います。
11月14日は、フェスティバルが実施されます。現在も各クラス、子ども達は遊びながら表現することを楽しんでいます。
当日は、日々の遊びの中での子ども達の感性の豊かさをお楽しみ頂ければと思います。
文責:古市