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2020.09.28

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ゆり組 〜小麦粉粘土〜

 9月は感触遊びとして小麦粉粘土をしました。前回小麦粉粘土をした際は大きなタライをみんなで共有しながら活動を行いました。

 しかし、今回は少人数で一人ひとつずつのタライでしました。集中できる環境や個のペースで活動を行えるように環境を整えることで前回では見られなかった姿があり、子ども一人一人が存分に小麦粉という素材に親しみをもって楽しみ、その姿からこれも表現活動の一つだと感じました。

 まず、タライの中にサラサラの状態の小麦粉のみを入れ触ってもらいサラサラの感触を楽しんでもらいました。その中で、小麦粉を自分の足にかけたり、腕にかけ、「砂みたいだねー!」という声も聞こえました。

 次に水と油を少しずつ加えると子どもたちの触っていた手が止まり、「これはなんだ?」という反応に変わりました。みんな初めは触ることに抵抗がある様子でしたが、徐々に指先で「ちょん」と触ってみたり、指先だけで小麦粉と水を混ぜてみたりしていました。

 その中で、触ることに抵抗がある子には一緒に触ったり、保育士が触っているところを近くで見ることで子どもたちが自ら小麦粉粘土に手を伸ばし、触る姿が見られ成長を感じました。

 小麦粉をこねていき、だんだん粘土っぽくなると子どもたちは、「すごいね!」「粘土みたいになったね!」と言う姿も見られました。粘土になると丸めたり、ちぎったり、握ったりしてそれぞれ感触を楽しんでいました。手で触ることが苦手な子は足で踏んだり、指先で触ったりして子ども達なりに遊び方を考えていたようです。

 途中Hちゃんが自ら小さくちぎり丸めていたので「なにを作ってるの?」と聞くと「お団子」と教えてくれました。それを見た他の子が「わたしも作るー」と言い一緒にお団子を作っている姿が見られました。その後、「お団子ひとつくださいー♪」など遊びに変化が見られ少しずつ発展していました。

それぞれ、イメージを膨らませながら遊ぶことでごっこ遊びへ変化していったようでした。子どもなりの表現遊びです。

 さて、10月1日は十五夜です。今回や前回の小麦粉粘土や紙粘土の丸めるという経験を踏まえて、白玉団子作りへと発展できるよう環境作りを整えるという保育士の意図ある保育、そしてもう一つは子どもの姿をから更に表現遊びがどのように広がっていくかを素材提供を自分自身考えながら子どもの表現にポイントを当てていきたいと思います。    文責:永井

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