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2020.09.30

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きく組 積木遊び

うめ組の頃から童具(積木)を使って遊んでいるきく組の子ども達は、遊びの中で「積木使いたい!」とよく積木遊びを提案してくれます。

今月は、隣のこども園のお友達と一緒に積木で街づくりをしたり、トーマスの線路を使って街づくりをしたりと積木遊びを多く取り入れました。

私は、積木遊びをしている姿を見て、友達と協力しながら同じ物をイメージして作っているのかと思っていたのですが、実際のところそれぞれイメージしたものは異なり「中央銀行」や「ディズニーランド」など1人1人が頭の中で何を作りたいかを考えていました。

毎回、積木遊びで同じ作り方をする子が少ないことや完成する物が異なる理由として、協力して作る友達が日によって異なり、意見や発想が様々だからだと私は思っています。

ここで、積木を使って街づくりをした時の様子をお伝えします。今回は、”作りたい物をイメージして作る”と”自分の考えを相手に言葉で伝える”をねらいにしました。

現在のきく組は、上手く言葉で伝えられず、言葉より先に手が出てしまう事があるのですが、今回の積木遊びでは「貸して!」や「ここに置いて欲しい!」など言葉で伝える姿が見られました。この姿をみて、何かを協力する時、言葉で伝える大切さに気づけているのではないかと思い嬉しく感じました。

もちろん、ただ積み上げて終わり!ではなく、決められた時間の中で自分の作りたい物を積木を使って表現をした後に、モザイクを使って飾り付けを行います。飾り付けでは、同じ色を集める子や、同じ形を集める子、明るい色を集める子と様々です。そのモザイクを使って子ども達は作った街に色をつけていきます。

最後は、鑑賞する前に何を作ったか発表をしてもらいました。中には、恥ずかしくて小さい声になってしまう子もいましたが、各自イメージして作った物を周りに伝える事ができていました。

積木遊びでは、様々な積木の重ね方を見る事ができます。子ども達が考えた重ね方を2つご紹介します。

1つ目は正方形を斜めに組み合わせて三角を作る方法です。この方法はバランスを取るのが難しいのですが、子ども達2人で協力し、バランスを取りながら組み合わせていました。

2つ目は2種類の積木を組み合わせ、最終的に同じ高さにする方法です。やはり、積木の形や大きさが違うと高さがバラバラになってしまうのですが、何度も組み合わせを変えながらどうすれば同じ高さにする事ができるかを考えて組み合わせていました。

今までも積木遊びを行ってきましたが、何度も繰り返し遊ぶ事で、子ども達なりに考えた方法で積木遊びを楽しむ姿が見られるようになりました。

現在、トーマスの線路やトミカを使って街づくりを行なっています。今後、活動の中で積木に触れる事でどのような発想が子ども達から生まれるか楽しみです。文責:西野

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