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2020.02.17

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【もも組】ジュース屋さんが始まりました!

2月に入ってから、子ども達がお絵かきをしている時によくジュースを描くようになりました。1人の子から始まったのですが、ジュースという存在が身近な為、どんどんその輪が広がってクラス全体でジュースを描いていました。この時点では、まだ子ども達の中の自由遊びだったので、保育士は見守っているだけです。すると、ジュースを描いていた子ども達が次は自動販売機に興味を持ち、絵に描くようになりました。ジュースと自動販売機を作れば、あとは何があればいいかなと子ども達なりに考え「お金も作ろう!」と考えついたようです。ジュースを切り取り、自動販売機の絵の前に並べてお金のやり取りをしてジュースを買っていました。子ども達だけで、ここまで展開することができたので、少しサポートをしてもっと活動を広げたいと思いました。

まずは、話し合い。「みんながジュース作りをしているのを見てすごくおもしろいなあって思ったから、必要なものがあったら教えてくれない?」と伝えました。すると、「ちゃんとしたお金がほしい!」「お金を入れるお財布も必要!」と意見がでてきました。なので、最初はお金作りからしました。本物のお金を見て触れて、実際の大きさや色形をじっくりみる機会を与えました。それからお金作り!今までは想像で作っていたので、大きさも値段もバラバラ。しかしお金を実際に見たおかげで細かいところの再現に力を入れていました。その中で、丸をペンで書いてから切る方法、5円玉のように丸の真ん中に丸の穴を開ける方法などを学んでいました。

お金作りが終わったら、再び話し合い。ジュース屋さんをする為には何が必要?ともう一度聞くと、「レジ!」という声が聞こえてきました。きっと保護者の方々の買い物に行った光景を覚えているのでしょうね。私たちも「あ〜、確かに!」となりました。そして、レジ作りをしました。友達と意見を共有し、協力して作る事ができるようにとレジ作りは3〜4人の小グループで行いました。小グループの方が、自分の意見を言いやすく、意見もまとまりやすいからです。久しぶりに廃材を使って製作をしたのですが、テープの使い方やノリの使い方が以前よりぐんと上手くなっていました。また、友達と意見を共有することも、以前は難しかったのですが相手の意見を尊重して、“自分が自分が!” が少なくなっているように感じました。アイデアも豊富でとてもおもしろかったです。

ここまできたら、一度実践して足りないものを考える事にしました。ジュースは自由遊びのなかで作っていた平面のジュースです。一度実感した後に振り返りをしました。

私たちは「ジュースが足りないからもっと作りたい」という意見がでると予想していました。しかし、子ども達は「おつりがなかったねえ」「買い物袋がなくて困ったなあ」という意見を出していました。毎回、子ども達の発言を予想するのですが、今回はなかなかの予想外の意見で驚きました。それから、何度実践をしても「おつりが〜…」「ジュースを飲む場所が〜…」とジュース作りを深めるような意見がでてきませんでした。もも組に進級してから絵の具や立体製作の経験をしてきました。保育士の目線からは、その経験を生かしてジュース作りもしてほしいと思っています。なので、少し保育士が意見を出してジュース作りを深めるような活動も行ないました。透明のプラコップを用意して、様子を見ました。すると「花紙を使ってジュース作りたい!」という意見がでてきました。そこから、値段をプラコップに書いたり、蓋やストローを作ったり工夫する姿がたくさん見られるようになりました。次はペットボトルを用意して、子どもたちが経験したことを引き出したいなと思っています。もし、ご家庭にペットボトルがあればもも組まで持ってきてくださると嬉しいです^_^!

今、ジュース屋さんはここまで進んでいます。これからどのように活動を広げていくか、子どもたちと試行錯誤しながら進めていきたいと思います。

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