お知らせ
2019.10.24
ブログ
きく組 家プロジェクト
これまで積み木、色画用紙、木っ端などを使って行なっていた家づくり。
ある日のサークルタイムで「ダンボールで大きな家を作りたい!」という声が上がり、
大きな家づくりに挑戦です!
一見簡単なように見えますが、数枚のダンボールを繋げるという作業は、
どんな形の家にするのか共通のイメージを持つことから始まり、
どこにガムテープを貼ったらくっつくのか考える、様々な大きさのダンボールを繋げる為2人は手で押さえ、1人はテープを貼るなど役割分担・協同する姿が自然と生まれる要素が含まれていました。
ガムテープを貼っても重さで落ちてしまったり、、想像以上に難しく私自身も一緒に苦戦しましたが、ここに貼ったら取れないのではないかなどと考える姿も見ることができました。
続いて、家に色を塗ります。
点や線、顔など各々好きなように描き、更に上から塗りつぶすという過程を楽しむ姿が見られました。以前大きなダンボールに数名で描く活動をした際は、「僕の描いているところに書いてほしくなかった」と場の共有が難しい場面もありましたが今回は友達と一緒に色をつけることを楽しんでいる姿に成長を感じました。筆の太さも自分で選ぶことでダイナミックな表現から細かい表現まで幅広く見られます。
また、日々絵の具活動をしていく中で、色の混ざり・濃淡・変化を存分に行なったことから最近は色そのもののきれいさ、点や線など模様を描くことが増えています。丸だけの世界でも、丸の大小、並べ方、色の違いなど表現が広がっているようです。
今度はダンボールの箱を準備してみました。箱を見た瞬間、「家を作りたい!」と目を輝かせ、作り始めます。
子どもたちが自分でできたと感じられるよう、
ガムテープを切る、考えるきっかけ作りをするなど最低限の手助けを意識しています。
前回の平面から立体にすることに比べ、箱を積んで形にすることは積み木と同じ感覚だったようで届かない高さになったら椅子を自分たちで持ってくるなどしながら完成!
「これ、マンションみたいだね!」
園外保育や保育室に貼ってる写真を通して様々な形の家を見ていたことから一言です。
これまでの活動を通して、子どもたちにとってダンボールが身近な素材となってきています。単色のみの活動や色を作り出す活動など子どもたちの姿やねらいに合わせて取り入れ、気づきを繋げていけたらと思います。更にどんな家ができるのか、アイディアが生まれるのか楽しみです。