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2025.12.01
ブログ
サークルタイムの練習 ゆり組 2歳児
9月を過ぎた頃からゆり組でも「サークルタイム」の練習を始めました。
サークルタイムとは
「サークルタイム」とは子ども達が1つの丸い輪に乗って座り、友達と顔を合わせながら対話や意見交換をする活動です。
特に以上児では、運動会の競技やフェスティバルでやりたいことなど行事に関わる事も自分達で話し合い、決める事ができるようになります。
サークルタイムのねらい
保育にサークルタイムを取り入れるねらいとして以下のようなものが挙げられます。
- 自分の気持ちや感じた事を自分の考えた言葉で伝えられるようになる。
- 友達の話に耳を傾け、協調性や人間関係を育む。
- 言葉で伝え合うことの大切さや楽しさを学ぶ。
はじめてのサークルタイム(9/30)
サークルタイムが初めてのゆり組。
まずは輪になって座ることからの練習でした。
「まぁるくなぁれ♩輪になぁれ♩」の歌に合わせて友達と手を繋ぎ、丸く輪になって座ってみると、手を握って友達同士で顔を見合わせられる楽しい雰囲気を感じられたようでした。
はじめてのサークルタイムのお題は「好きな遊び」でした。
かっこいい座り方で名前を呼ばれるのを待ち、名前を呼ばれると「はい!」と返事をすることができました。
お題を理解して「車遊び」「外遊び」など答えられる子も多く、中には同じ遊びを答えた子ども同士で「いっしょだね〜」と仲睦まじく話す様子も見られました。
楽しいサークルタイム
はじめてのサークルタイムから回数を重ね、「好きな〇〇」のお題を中心に毎日練習を続けています。
最初は、名前を呼ばれたり質問されたりすることや、友達の前で自分の意見を伝えることに恥ずかしさを感じていた子もいました。
しかし、今では「はい!」と誰よりも大きな声で返事をしたり、早く発表をしたい気持ちからかっこいい姿勢で長い時間待っていたりと意欲を持ってサークルタイムに取り組むことができています。
野生味溢るる子
2歳児は少しずつ言葉の理解も深まり、遊びや物事のイメージができるようになり自我も芽生え、それぞれの考え方が少しずつ違う事に気づいてくる時期でもあります。
サークルタイムを通して、1人ひとりが「自分の気持ちを伝える方法」や「友達や大人の話を聴く大切さ」を感じることができています。
他の子と違う意見であっても、堂々と自分の言葉で伝え自己決定できることが、錦ヶ丘の園訓にもある「野生味溢るる子ども」の姿なのではないかと思います。
サークルタイムを通して
錦ヶ丘のサークルタイムは卒園まで続きます。
話し合いや意見を伝えることの大切さを学んでいる子ども達は、何か障害があったとき友達と話し合い、協力して乗り越えていく力があると思います。
「どうすればみんなが納得できるか」「どうすればより良い結果になるか」など、答えはでなくても様々なことを考えて自分たちで行う話し合いはとても大切です。
サークルタイムの練習は始まったばかりですが、子ども達自身の選択肢の1つに「サークルタイム」が入ることを願って、これからも話し合いの大切さや楽しさをサークルタイムを通して伝えていきたいと思います。
文責:鮫島






