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2024.09.11

ブログ

もも組 育てた野菜でクッキング!

前回、ブログで紹介した【夏野菜を育てよう!】

から引き続き今回は、みんなで取れた夏野菜でクッキングを3回行いました。

毎日水やりを行なうことで、少しずつ大きくなったり、色づく野菜を見て「あともう少ししたら食べられるかな?」「早く食べたいね」「なに作る?」と採れた野菜で何を作るか日々楽しみな子ども達の姿をみて幼児期の終わりに育てたい10の姿の「自然との関わり・生命尊重」に繋がっていました。

トマトはたくさん熟れていたためクッキングをする前に採れたての野菜を実食してみました。普段野菜が苦手な子も「甘い!おいしい!もう1個食べたいな♡」というほど美味しく大人気でした。

①・② ピザ作り

1回目と2回目は子どもたちのリクエストにより、ピザ作りを行ないました。ピザの生地はみんなも食べ慣れている餃子の皮を使いトッピングとしてみんなで育てたトマト・ピーマン・ナスを入れた夏野菜ピザを作りました。餃子の皮を90枚も使い大きなピザでしたが、こどもたちはペロリと完食!

また、クッキング前に、包丁を使う時の気をつけること(包丁を持って歩かない・包丁で切る時には手元を見る・包丁を持っていない手は猫の手)を伝えると、約束事を意識して行う姿があった。包丁で切ることに慣れていない子は、初めは上手く切れずに苦戦していた子が大人が一緒に手を添えて切ることで切れる感覚を掴み上手く切れると『気持ちいい!』と喜ぶ姿もありました。初めての感触や感覚に喜びや感動を表す子どもたちの姿が可愛らしく微笑ましかったです。

子どもたちの前でホットプレートを使って焼くことで、蓋を開け焼き上がりを見るたび『ふ~~!!』と歓声を上げ大喜びのこどもたちでした。

普段野菜が苦手な子どもたちが、『おいしい』「ナス苦手だけど食べられた』という子が多く、自分たちで育てた野菜だと愛着が湧き苦手意識がなくなる姿を目の当たりにできて私たちも嬉しくなりました。

③夏野菜カレー作り

ピザのクッキングの経験を経て、カレー作りに挑戦。今回は、カレーに入れる材料(人参・ジャガイモ・玉ねぎ・ピーマン・ナス)自分で切ってもらいました。以前切ったことのあるナスやピーマンは軽々切る姿があったが、初めての人参やじゃがいもは「かたい!なんかきれないね!」と生の野菜の固さにびっくりしている姿がありました。また、玉ねぎでは、「匂いがする!少し目が痛くなってきた」と気付いたことや思ったことを伝えてくれました。

実際にこどもたちのいる空間で煮ることで「匂いがしてきたね~」や「早く食べたいね」という姿がありました。

味見では、「おいしい!たくさん食べたい!こんだけじゃ足りないよー」と、大絶賛な子どもたち。いい匂いで気づけば鍋の周りには子どもたちが集まっていました。

自分たちで育てた野菜のクッキングを通して、日頃の給食時の語り合いや本から野菜を知る等のきっかけとなりました。また、苦手な野菜を克服し食べられるようになり、子どもも大人も嬉しい気持ちになれたなと再実感しました。

また、今回の学びとして、

五感【触覚・視覚・聴覚・嗅覚・味覚】

触覚:野菜を触る、収穫する

視覚:野菜の苗に水やりをする中で、成長を目で見て実感する

聴覚:クッキングの際に聞こえる音(野菜を切る音、煮込む音)

嗅覚:野菜を切った時の匂い

味覚:調理後や収穫した野菜を食べる

このようなことを子どもたち自身が実体験することで、食に対する知識を育て、すべての命を大切にする気持ちを養うことに繋がっていけたらいいなと考えています。

今後もそのような食育のきっかけを大切にすることができる活動や環境を整えていくことで、様々な食材を好きになってもらえたらと思います。 文責:永井

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