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2022.05.13
ブログ
ゆり組(2歳児クラス) ドットシールでカラフル鯉のぼり
園庭や園舎に鯉のぼりがそよそよと泳ぐ時期となり、ゆり組の子ども達もクラスで鯉のぼり作りに挑戦しました。
活動のきっかけ と 引き出したい姿
前日に、手形、足形を絵の具で模造紙へ、ペッタンペッタンとしながら大きな大きな鯉のぼりを作っていた子ども達。
「大きいけど、1匹だけだと寂しいかもね」
「小さい鯉のぼりも一緒に泳がせよう!」と、大人から子どもに話しかけ、1人1人鯉のぼりをつくって、大きな鯉のぼりの周りに飾ることにしました。
こども園の園庭でこいのぼりが3匹いるのを見ていたため、子ども達も「そうしよう!」と乗り気でした。
活動に取り入れたのは、ドットシール。
指先を動かす活動は、2歳児クラスで意識していきたい活動の一つです。指は「第二の脳」と呼ばれ、指を自在に動かしていくことで脳の発達を促すことができると言われています。
普段から、シール貼りに集中して取り組む子ども達。
上記した目的を持つことで、さらにどのような姿が見られるかも楽しみでした。
この活動で引き出したかった姿(ねらい)は
・シールの色や大きさに注目する
・集中しながら、たくさんのシールを貼る
・指先を思い通りに使い、イメージを形にする楽しさを味わう
です。
これらを通して、
集中して取り組み、やり遂げた達成感、思い通りに表現できた満足感などを得ることが出来たらいいなと思いました。
実際の活動の様子 と 感じたこと
シールシートを配るや否や、夢中で取り組む子ども達。
40分以上集中し、約70枚~90枚ものシールを貼っていました。
「貼る」前に「剥がす」という動きがあり、こちらの方が難しい様子でした。
しかし、「剥がす」「貼る」という行動を繰り返すことで、目の前の鯉のぼりはどんどんカラフルに楽しそうに変化していきます。
声に出して「楽しい!…楽しい!!」「みてぇ!カラフルだよ~」「もっと貼りたい!」と思わず声に出している子たちもいました。
自分の行為(貼る)によって、目の前の結果(鯉のぼりの色合い)が次から次へと変化していくというおもしろさから、さらに挑戦したいという気持ちが高まっていったのだと思います。
シールの貼り方、作品の作り方にも一人一人違いが見られました。
・一気に同じ色のシールを貼る子
・違う色を一枚ずつ貼る子
・シールを1列に並べるように貼る子
・用紙全体をみて満遍なく貼る子
決してどれが正解というものではなく、思い思いに自分のやり方を実行していること、楽しんで貼っていることが素敵な共通点だと感じました。また、楽しいと感じる遊びを提供することで、子ども達の集中力を育むことができました。
引き続き、子ども達がワクワクしながらできる活動を通して、様々な発達や成長のお手伝いができたらいいなと思います。
文責:椎屋