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2020.11.09

ブログ

足裏を鍛えよう!  ~たんぽぽ組~

たんぽぽ組の子ども達、4月入園してから10月まで足裏を意識した保育を行ってきました。歩行が確立するまでの間、とにかく戸外遊びも必ず裸足で!を合言葉に、保護者の方には靴の準備をして頂きませんでした。

靴を介して地面を感じるのではなく、足裏・手のひらで直接感じて欲しい自然の温かさ・冷たさ・エネルギー(刺激)、裸足で遊ぶことを軸にして正常な身体の発達を促していきたい!というのがねらいでした。

日々の実践により子ども達が足裏で自然のエネルギーを吸収して、足腰が逞しく成長していきました。

裸足保育を取り入れた成果、子ども達の発達と結んでご説明したいと思います。

 

 

 

★身体で自然を感じる

 

 

・まだハイハイやずり這いの子を砂場に座らせる・這わせるなんて心配な活動だと思われる方もいらっしゃると思います。

たんぽぽ組の4月はこのような光景からスタートします。

手や足で砂を感じる、地面を感じる、そこから砂を手で握ってみる、足裏でサラサラの感触を感じる。

最初は慣れずに泣いてしまう子もいました、でもゆっくり時間をかけて「気持ちがいいね~」「風が涼しいね!」「太陽が眩しいね!」などの季節に合った言葉を添えて、戸外遊びでの気持ちの開放と身体の発散の喜びを一緒に共感します。

戸外遊びの楽しみ・自然の心地良さを感じたら、身体を自然に委ねることができます。

そうすると毎日のように園庭をハイハイして回り、自分より大きな子ども達が走り回っていても、とにかく「見たい」「触りたい」「つかみたい」の知的欲求を満たすことに心と身体が突き動かせれてハイハイやずり這いが誘発されます。でも、その気持ちと動きこそが自然と正常な身体の発達を促しているいわば原動力なのです。

 

 

裸足で山をハイハイして登り、滑り台の階段もハイハイで登る、泥んこや水の中も裸足でいく、その時の足の動きを見ていると足裏や足指に神経を集中させています、滑り台の階段も体重を乗せる場所を足で探して見つけ足を移動させます、ハイハイでの山登りも足指をしっかり屈曲させて自分の体重を前に移動させて前進していきます。足裏の感覚がしっかり身体と脳にインプットされた子ども達は、大体の刺激や障害物に反応しつつも柔軟に受け入れています(感覚過敏の子がいないようです)

裸足で遊び慣れた子は、歩行し始めた時に力強くしっかりと大地を踏みしめ足裏全体でしっかり立っています。最初は転ぶものの、裸足ですごしてきた子は転ぶ回数もずいぶん少ないです。そして、山も自分で体重移動をしながら歩行で登り下りをします。何とも逞しい足腰です!!裸足保育・ハイハイを大切にしているたんぽぽ組なので、足腰がとても丈夫・逞しく育っていると感じます。

 

 

★裸足保育のメリット

 

・足裏が安定していると情緒の安定に繋がる(様々な刺激に対して経験があるので不安な気

持ちにならない)

・足裏の感覚が研ぎ澄まされ、足指を器用に動かす

・足裏の刺激によりバランス感覚を養い、大脳を刺激して五感の発達にも影響する

・土踏まずの形成促進と運動能力を高める

・身体が健康になる

 

 

 

 

このように実践をしてみて、こども達の身体の発達はもちろん心も逞しくなっているのを感じます。転んでも自分の力で立ち上がる逞しさ、興味・好奇心に突き動かされチャレンジしようとする気持ち、ゆくゆくはこの気持ちが自分の気持ちを立て直す強さ、粘り強さ、集中できる心の根っこになることと信じています。

 

さて冬になります…0~1歳児での戸外での裸足保育は、体力的に厳しいので靴をはきます、なので室内で様々な足裏刺激を経験できるような保育を準備していきます。

昔からあるような青竹踏み、人工芝などどうでしょうか。

冬も無理なく遊びながら生活の中で足裏刺激を取り入れていきたいと思います。

 

文責:未満児リーダー 中島

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