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2020.10.15

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育児講座5「これからの子どもたち・教育」

育児講座5

10月3日(土)育児講座5を開催しました。

講師は岡本尚也さん、鹿児島出身で慶応義塾大学院理工科卒業後、ケンブリッジ大学、オックスフオード大学で物理を学び博士号を取得した36歳!

お若くクールな雰囲気ですが、お話しは情熱的でこれからの教育・子ども達・日本・鹿児島のことを考えており、これから鹿児島の教育を先陣きって引っ張ってくださる、頼もしさを感じました。

岡本さんのお話を聞く中で、錦ヶ丘保育園で取り組んでいる保育がこれからの教育・社会で必要とされていることと繋がっているのだと、思うことができました。会場からも次々に質問が出て、熱心に聞いてくださっていました。

 

★どのような幼少期を過ごしていたのでしょう。

 

とにかく裸足で外を走り回るのが大好きだった岡本さん、幼い頃からたくさん自然の中を走り回っていました。泥団子と出会い泥団子作りに夢中になります。どうしたら壊れない泥団子を作れるようになるか、日々試行錯誤しながらついには…コンクリートの上から落としても壊れない泥団子をつくっていたようです。(最後に灰をかけるのが…鹿児島らしい研究結果だったそうです)

子ども時代に夢中になり試行錯誤した経験が、後に集中する、研究に没頭できる基盤を作ったようです。

物理の実験って結局は泥団子作りと一緒、いかにより良いものを作っていくかでしたね、と言われたのが印象的です。

 

★出会いを大切に

 

岡本さんは恩師との出会いも大切にされ、自分に影響を与えてくださった方とは今でも公私ともにお付き合い尊敬されているようです。

世界にも学友がたくさんいらして、今でも情報交換や刺激を多方面から受けられています。

 

 

★世界をみて

 

・世界で活躍され感じたことは、これからは価値観の多様性を認め合うこと社会、人種・文化が違う一人ひとり違ってそれでいいを認めあうこと。自分の考えが滞る時は、違う価値観の人と一緒に過ごす経験も自分の視野を広げる大切なこと。

・自分の意見をしっかり伝えること、自分の考え、意見をしっかり持ち、相手に分かりやすく伝えること。(多様な人種が一緒に生活・仕事をする上で自分の考えを持ち言葉で伝え合う、または相手の考えや思いを受け止めたうえで話し合う姿勢)

・ケンブリッジに行ったことが誇りではない、そこで一生懸命勉強したことが誇りである!と言われており、自分自身が本気になれるものを、コツコツと積み重ねていく。

 

 

 

 

★これからの子育てのヒントになれば…

 

 

・小さい頃から様々な経験と外の世界を見せてあげ視野を広げる

・本物に触れ・観る経験を増やし、心を揺さぶられる経験や価値観を育む

・子ども時代に好きなことに夢中になる、試行錯誤できる時間を保障する

 

サークルタイム(自分の考えを伝え、相手の思いを聞く)これも3歳頃からしていることで、このような積み重ねが「私は○○だと思う!」と胸を張って言える人になるのではないでしょうか。そのように受容される経験が増えることで自己肯定感が育ち、自分も回りの人も大切に出来る人になれるはずです。

今回で令和2年度育児講座は終了します。ご参加頂きありがとうございます。       文責:中島

 

 

 

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