お知らせ
2020.10.01
ブログ
見て❗️見て❗️(五感を使って)
9月中旬、たんぽぽ組で近くの公園まで散歩に出かけました。その散歩では、子ども達がしっかりと五感を通して楽しむ姿がありました。見て、聞いて、肌で感じ、口に入れ確かめようとする姿を目にしました。
小さいながらもしっかり五感(視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚)をフルに使って、”自分で見たものを一緒に『見て❗️見て❗️“”いつものと違うよ❗️“』と指差しや喃語で大人に伝えようとしていたのです。
子どもの反応に大人も優しい声で「トンボが飛んでいるね。」「砂、サラサラしているね。」などと応えます。保育士の声も環境の一部ということを意識し、丁寧に関わることが大切です。
そして、子どもは安心して心地よい生活の中で、色々な経験を重ねて育まれるのが五感なのです。
散歩の様子
散歩の日は空は厚い雲に覆われていましたが風も心地よく、ベビーカーに乗っている子どもは、公園に到着する前に気持ち良さそうに眠ってしまいました。
肌で感じ(触覚)、気持ちよかったのでしょう。
その他の子どももベビーカーから周囲を眺めながら、指差しをしながら、「アッ!○△×※・・・❗️」と自分の目に飛び込んできた車を大人に知らせようとしてくれる姿がありました。(視覚)
公園に到着してからは、広いグランドをたくさん散策しながら、草を見つけては、座り込んで触ってみたり、観察したりしていました。
中には、園内と違う砂に気づいたのか砂を触る子、口の中に入れる子と子ども一人一人がしっかりと確かめながら遊ぶ姿に、
『今、どんなことを感じ取っているのかな⁉️』
『砂の触感はどうだったかな⁉️触って、心地良かったかな⁉️』
と私達大人はこの瞬間瞬間を逃さずに受け止めるように心がけています。
共感してもらえたことで、子ども達は分かってもらえた❗️嬉しい❗️という気持ちが芽生え、共感してもらえた人の言葉に耳を傾けるようになります。
大人が子どもにしてほしくないという行動などがあるかと思います。
そのような時 例えば危険を伴う場合は「危ないから、こっちで遊ぼうか。」という言葉も自然に子どもに受け入れられるようになるようです。
これからも、子ども自ら伝えようとする姿を見逃さずにしっかりと共感しながら五感を通して生まれる育ちを大切にしていきたいと思います。
文責:古市